BS-10a 9252 / BLW DS-4-4-1000

2008-01-19 20:14:49 | PRR シフター
↑ボールドウイン エディーストーン プラントから到着したPRR #9252 Bs-10a
通常PRRのエンジンはハンドレール端とステップの縁に黄色の警戒塗装が施されているが、落成直後の写真ではそれが見られず真っ黒クロスケである。

DS-4-4-1000はボールドウイン機関車工場(BLW)製の1000馬力ディーゼルスイッチャーで、1946年から1951年の間に米国の鉄道向け489輌、カナダ向け11輌、メキシコ向け2輌が製造された。
1946-47年に製造された56輌は8気筒 ノーマルアスピレーションの608NAプライムムーバーを装備。
1948年からは6気筒 ターボーチャージャー付きの606SCに変更された。

ペンシルバニア鉄道では660馬力のDS-4-4-660(BS-6a)と共に1947年に発注を開始し、1948年3月より順次落成配備された。
PRRでのクラスは前形式BS-10(BLW VO1000)のマイナーチェンジ版の意味でBS-10a(Baldwin Swicher 1000馬力)とされたが、その内MUを装備した16輌はBS-10amになった。

総数137輌を数えたが、モデルファン的に見ると途中で外観が変化している。
1948~1950年2月ごろまでに落成の鋳鋼製フレームを持つ物と、それ以降の鋼板溶接組立フレームを持つものとに分けられ、それぞれフードのルーバー配置が異なり、後期分はキャブ前上部の窓が廃止されるなど変化が見られた。
*1950年2月ごろの製造分については新旧両タイプが混在して番号で分けられない*


↑Stewart Hobbies #4835 を素組みしたPRR9252

この模型のロードナンバー9252は1947年10月のBS-10a 3rdオーダー(9251-9275)25輌中の2番目で、1948年12月に落成している。
外観上の特徴は、太いシングルスタック、キャストアンダーフレーム、フードサイドのハンドレール先端が下向きに曲がっている、など上げられる。
新製配備が何処であったかは不明だが、1957年8月にはピッツバーグ リージョンに、1960年9月にはフィラデルフィア リージョンにアサインされていた。
廃車は1966年12月28日付け。 そのためペンセントラル合併に向けての改番対象からは外れていた。

#エレガントなEMDのSWシリーズ、モダンなALCOのSシリーズなどと違い地味なボールドウインのシフターたち
#角ばった野暮ったい奴らなんですが、なんだか一所懸命働いているようで好きです
この記事についてブログを書く
« 1月19日(土)の8370列車 | トップ | 1月20日(日)の8370列車 »

PRR シフター」カテゴリの最新記事