在香港的雙層電車 1989

2006-12-11 13:30:51 | 昔写真
1989年に香港で乗った2階建て電車のツアーに付いての記事です。

香港のトラムは次々に来てすぐ乗れるし、運賃も安くて便利です。二階席に乗って町を眺めながら走るだけでも充分面白く、ちょっとした観光気分に浸れます。
それがある時、観光専用のオープントップ電車で巡る「Tram Tour」がある事を知り、それ行け!とばかりに乗りに行きました。
トラムツアーには、昼食が出る「ランチ ツアー」と点心が出る「ディムサム ツアー」が有ったのですが、飲茶に惹かれてディムサムツアーの方を選びました。

何処で聞いたか忘れたw情報によると「チムサーチョイ(尖沙咀)のスターフェリー乗り場横のタバコ屋で申し込む」との事でしたので、朝一番に申し込みに行ったら「昼に来るよろし」。電車が走っているのは半島側ではなく香港島側なので、「ここに来るあるか?」と聞くと「YES!昼に来るよろし」。???w
それであれこれ見物して昼に行ったら、ディムサムツアーの客は私と妻の二人だけ。綺麗なガイドのオネイさんが出てきて「ついてくるよろし」とスターフェリーに乗せられました。
(受付も含め日本語はまったく通じず、私の怪しい英語と身振り手振りだけが頼りです)

↑ビクトリアハーバーを行くスターフェリー (まるで観光ガイドブックのような写真ですw)

フェリーの1等デッキ中央にはテーブルが据えられ、ランチツアーに参加の西欧人さまが10数名いらっしゃいました。ランチツアーはどうやらフェリーで食事が出たようです。

もともとチムサーチョイ(尖沙咀)はクーロン(九龍)半島側で、電車が走っているのは香港島ですから、フェリーで香港島のセントラル(中環)へ渡ります。フェリー乗り場の前には屋根の無い2階建てバスが来ていまして、これで電車乗り場へ移動するようです。雨ではないので当然眺めの良い2階に乗車しました。

何処へ行くのかと思えば、トラムが走る通りに出て西へ向かいます。
↓さっそくトラムと併走 タバコの宣伝塗装の72号電車
この場所はたぶんQeens Way付近だと思います。でもこの電車の方向幕は逆の行き先を示しているので、記憶が飛んでいるのかもしれません。



そうこうするうちに着いたのはコーズウェイ ベイ(銅鑼湾)にあったトラムの車庫でした。
↓ここまで乗ってきた2階建て、オープントップバス


↓車庫の入り口から中を見たところ
この数年前に友達と偶然ここを発見した時には二人で興奮しましたが、夜だったので中に入るのはためらわれました。


↓案内されて行くとツアー用のオープントップ電車が居ました。
私達が乗ったのは緑の28号でした。


乗車するとガイドのオネイさんが、缶ジュースをたくさん持ってきて「どれ飲む?」と聞きます。すっかり忘れていましたが「フリードリンク」と書いてあったのはこれの事だったのね。「飲み終わったらまたあげる」といわれました。w
肝心のディムサム(点心=飲茶)は、使い捨ての皿で数点出たのですが、カレー味の焼き鳥だけしか覚えていません。覚えているのは350mlの清涼飲料水を3本以上は飲んだことです。

↓ワンチャイ(湾仔)のJohnston Roadを東に向かって走行中
ラッパのマーク正露丸の49号電車に続行で走ります


↓西へ向かうジグソーパズル模様の143号電車 更新車体です
前方では「ラッパのマーク」が客扱い中
この通りは狭いので安全地帯は無く、路面に書かれている「TRAM STOP 車站」が電停の目印です。


結局車庫を出た電車は東へ向かい、フェリー乗り場があるセントラルを通り過ぎて、ションワン(上湾)まで行きループを回って戻り始めました。
オネイさんのガイドは途中のセントラルまでだそうで、「私はフェリーに乗って帰るある。電車は車庫まで帰るから好きなところまで乗ってゆくよろし。運ちゃんに言えば降ろしてくれるある」と言い残して去ってしまいました。
私達は次はコーズウエイベイ(銅鑼湾)で買い物する予定だったので、交通費を節約wするために車庫付近まで乗って行きました。交差点で丁度止まったので下車しようと1階へ降りたら、電車を運転していたのは普段着のオバちゃんだったので超びっくり!

この数年後に車庫はコーズウエイベイから別の場所(東の方)へ移転してしまったようです。

また香港行きたいなぁ
この記事についてブログを書く
« 12/11(月) 朝の常磐貨物列車 | トップ | ED75 36号機 »

昔写真」カテゴリの最新記事