C50の重連入換

2016-03-02 06:41:11 | 昔写真
昭和45年の常磐線無煙化直前の話
早朝の1691レは高萩発05:27 炭水車を前にした逆向きの重連(運用番号A11とA15)が貨物を牽いて磯原着05:45
重連の内A15運用の一輌を切り離して残りは植田駅まで行く
磯原に残ったA15は重内炭鉱側線に乗り入れ入換を行い、その後磯原駅へ戻り駅構内の入換を終えると上り側の貨物側線へ移動して休んでいた

しばらくすると植田駅へ行ったA11運用の機関車が1690レを牽いて磯原駅中線に到着
すると待っていたA15運用機が移動してA11の前に連結

そして機関車二輌で下り側線の入換のために移動を始める


なんとも豪華な入換だが、動き始めるとドラフト音がずれるのが判る
二輌の音が合ったり別々に聞こえたり微妙に速度が合わない
当時私は中学生だったが、動輪のタイヤを削整することを知っていたので、微妙に直径が違うためなのだろう と思っていた

最近になってよく拝見する動画 サウンド装備のOスケールのアーチキュレーテッドが貨物を牽く を見ているとドラフト音がずれる
合っていると思うとずれ始めてまた合う
これはどちらかが緩く空転しているのだそうな

だから私が見ていた入換のC50もそうなのかもしれない
アーチキュレーテッドはエンジニア一人で操縦しているのに、重連は機関士二人なんだもの・・・

入換を終えたC50は09:54の発車で高萩へ戻って行った


中学生が使えるカメラはハーフサイズのオリンパスペンだったのでとんでもない画像で恐縮
今となってはフィルムは失われ紙焼きだけが残っている貴重な思い出
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