日本・ベルギー・英国 喫茶モエ営業中
Brugge Style
システム開発中
田舎住まいの身、パリが最も近い外国の首都(タリスでブラッセルから1時間15分程)である。
わたしは元々、下調べをしてメモを片手に計画通りに事を運ぶタイプではない。
パリでも用事がある時以外は、ボン・マルシェを見て、友人宅でエルメのケーキを食べてしゃべるだけ、そんな行動パターンである。
雑誌やガイドブックに載っている最新のお店やかわいいお店を目指して自主的に歩き回るなどということは、おっさん体質ゆえできないことなのだ(趣味のいい女性が連れて行ってくれるならば喜んでついて行くけど)。
さて、時々訪問しては憧れているお料理ブログの魅力的なマダムが、ご友人とのパリ1週間旅行記事を書かれていた。
企画段階からどんなガイドブックを参考にされて、効率的に時間を過ごすためにはどう計画を練られたか、実際に現地で訪問されたお店やレストランやカフェや美術館、さらにお買い物の品々が美しい写真とともに細やかに記され、見応えがあった。
分単位で行動するこの「やる気」とそれに伴う抜群の「成果」、いちどご同行させていただけないだろうか、と思った。
驚いたのは、お土産に焼きたてのパンやケーキ、バターやチーズなどを大量買いされて日本へ持ち帰られたことである。お料理ブログをなさっているくらいだから、食材に対する情熱は、ただ食い意地がはっているだけのわたしとは全く違うと思った。
わたしがあなたのお友達なら(生鮮食料品は無理だけど)、キャンドルやリネン・ウォーター、ジャムやオイルなんかいつでも送って差し上げるのになあ...
それで考えついたのが相互協力システム(笑)である。
わたしが隔月でパートナーのご希望の食材や雑貨を欧州から詰め合わせて送る。
わたしのパートナーは同じように隔月でわたしの希望の日本の食材や雑貨を詰め合わせて送ってくる。
これを半ビジネス半友人という立場でやるのである。
お買い物代行をビジネスとして受けてくれる会社は存在する。しかし現段階では手数料が恐ろしく高飛車なのである。当然である。
また、わたしは今まで通り家族や友人の好意に甘えることもできるが、家族はともかく友人が高額代金をとってくれなかったりすると次にお願いしにくい。
わたしの欲望のピンポイントから微妙に外れたものを送ってくれた時(<母。彼女はわたしが「けずりぶしを」というと丸ごと「かつおぶし」を送ってくるような人である。)は指摘しにくい。
忙しいところをわざわざ探しに行ってくれたり、遠くまで買い物に行ってくれたり、送料が品物より高額な時など、かな~り申し訳ない(申し訳なく感じる/負い目を感じる理由については、レヴィ=ストロースが説明している)。
それでもわたしが友人と行っている沈黙交易(の変形)はそれはそれで非常に楽しいのである。
それはそれでキープしておいて、そこから気持ち的なモヤモヤや、余計な手数料をはぶいたのが相互協力システム。
商品代金明瞭、送料明確。
当然システムはもっと洗練しなければならないし、パートナーとは物事の価値観など”常識”が似ていなければ難しいと思うが、いずれはパートナーを募集したいと妄想している。
これで毎日おいしいお茶と上等のわかめのおみおつけと梅干しが欠かさず食べられ、新製品のヘアプロダクトが速攻で試せるかもしれないと想像したらそれだけで笑顔になってしまう。
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