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Brugge Style
Victoria Beckam
大きな声では言いたくない...
わたしヴィクトリア・ベッカム、好きかも!(しいっ)
ファンとかそういうのではなく、ヴィクトリア・ベッカム(以下、VB)のプレタポルテラインのことです。
VBの「デザイナー」としての立ち位置は、神田うの的なものだと思うのだが、プレタポルテを始めると聞いた時、わたしがVBから即イメージした、「ジューシークチュール ミーツ ジェニファーロペス的なライン」とは対照的なデザインを展開している。
男性的な背広っぽい生地で、女性的なボディコンシャススタイルを仕立てた、見るからに上質で、大変シンプルで、エレガントなドレス。
かなりのインパクトだった。へえ、こういう趣味の人だったのか...そう言えば彼女、最近、黒の膝下タイトスカートに、20センチのハイヒール姿で遊園地に子どもを連れてきているのをパパラッチされていたな....
神田うののデザインするカバンなどは「うわっ何これ!しっかしこんなん誰が買うんやろね」という、いかにもな印象で、どうなんでしょう、商業的にはタレントのイメージ通りのモノ作りが有利なのか、イメージを裏切る方がいいのか。
2人の共通点は夫が富豪で、(身体が)細っ、ということくらいだろうか。
わたしは洋服は見た目重視派で、四駆の運転席まで足が上がらないようなタイトスカートや、「Moetさん、今日すごい小食~」と言われる原因になるくらい胃の部分が絞まったドレスが好きな変態だ。
VBデザインのグレーフランネルのシフトドレスなどはぜひ着てみたいと思う。
しかし他の芸能人ネームの服もかばんも香水も恥ずかしいように、やはりちょっとだけ恥ずかしい(だからここでVBを着る弁解をしているのだ)。
なぜだろう?
モノ自体で勝負してくるのではなく、原価と売値を引き離している「名前」で勝負できると勘違いしている有名人の奢りが恥ずかしいのか(それなら有名デザイナーも変わらないはず)。
消費者として、レーベルの有名無名度で買い物をしてます、という現実を認めるのはバカを認めるようで苦しいのか?
そのレーベルが芸能人の名前である場合、クリスチャン・ディオールとかフランク・ミュラーなどという名前よりもあからさまで恥ずかしいとしたらなぜか?餅は餅屋であるべきだと考えているからか?デザインの勉強をした人からはぼったくられてもいいけど、したことのない人からぼったくられるほどお人好しではない、と言いたいのか?
分からない。いずれにしてもわたしは今後も芸能人レーベルのモノを身につけることはないだろう(所詮「名前を貸しているだけ」というのは見え隠れするのです)。なぜか一方ではデザイナーレーベルのモノはどんどん身につけるだろう。
VBプレタラインはどっちの方向へ成長して行くのか。芸能人の片手間で終わるのか、堂々のクチュールハウスになるのか。
VBには妻業以外、何をやっても当たりがない...という印象を持っていた。だからというのではないが、この服飾ラインは彼女が誇れるブランドになるように期待している。
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