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オーウェルと共に英国へ帰ろう




「たしかに、英国には帰るのが嬉しくなるものがたくさんある。バスルーム、アームチェア、ラム料理にかけるミントソース、おいしく料理した新じゃが、こんがり焼けたパン、ママレード、本物のホップが入っているビール...買える金さえあれば、こういうものはみんなすばらしい。英国は、貧乏でさえなければとてもいい国なのだ。」

ジョージ・オーウェルは「パリ・ロンドン放浪記」の中でこう記述した。


だからわたしも帰ろう。英国へ。

うん、ママレードも、焼きたてのパンも、そのくらい買うお金はある。ミントソースはさておき、新じゃがはたしかにいける。
本物のホップの入っているビールはベルギーからケースで持って行く。
家には暑い湯の出るバスルームもあるし、アームチェアもあるさ。



たしかに英国は貧乏でさえなければとてもいい国だ。

数億の家。田舎に数億の別荘。子どもは全員私学へ。すぐに予約の取れるピカピカの待ち合いのある歯科。(就職などの)転機には太いコネ。ロイヤルオペラの上席は数百ポンド。

それをあがなうことができれば、とてもいい国だ。ええ、本当に。すばらしいなあ(笑)。


いざ帰らん、英国へ。

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