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Brugge Style
skyflyers solo
今朝、娘をヒースロー空港に送って来た。
これから2週間、ブルージュの祖父母宅で過ごすのだ。
「田舎のおじいちゃんおばあちゃんとこで夏休み!」って感じでしょうか。蝉も鳴いていないし、ラジオ体操の曲も聞こえては来ないけれど。
彼女が単身で旅行するのは今回が初めてだ。
旅行どころかブルージュでの小学生時代は徒歩10分もかからない距離を親が送り迎えしたし、音楽学校にいたっては家から徒歩2分の距離を1人で行ったことがなかった。今、英国で中学生になって...車でしか行けないところに学校はある。
つまり、彼女は12歳になって未だお使いに行ったこともなければ、電車にひとりで乗ったこともないのだ(いちようベルギーには13歳以下の子どもを1人にしてはいけないという法律がある)。
うるさい親父である夫の許可がようやく出て念願の「一人旅」。とは言え、もちろん地上係員の方とCAさんとがっちり連携のアシストつきなんですがね...
わたしの話をここで持ってくるのは公平ではないだろう。30年以上も前。世の中は今とはちょっと違っていた。わたしは5年生になったころから東京や名古屋や広島の親戚の家に文字通り1人で新幹線に乗って遊びに行っていた...
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先週金曜日のロンドンは物々しい警備だった。昨日はさほどでもなかったのでどういうわけなのかよく分からないが、まあそういう制服姿の人たちを見かけることが多くなると否が応でもオリンピック間近であることが思い起こさせられる。
新聞には警備会社が雇うことになっていた警備員1万人の数が全く足りず(充足したのは数千人)、結果軍が駆り出され、空港は軍によって掌握されたたという記事が踊る。迷彩柄のユニフォームを着た兵士が空港セキュリティで働く写真(わたしの友だちの制服フェチは兵士に身体検査なんぞされた日ひゃ、喜びのあまりバカなことをしでかしそうである)...
今朝も出発ロビーは普段とは変わらぬ光景だった。
自動小銃を下げたいかつい警官に3、4歳くらいのカーリーヘアの男の子二人が「すげー!!」と言いながらまとわりついていたのが、周りの人々をみんな微笑させた。
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