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ジェネラル・リハーサル don quixote




11月25日から始まるロイヤル・バレエ「ドンキホーテ」のリハーサルを見た。
リハーサルにはいろいろな理由あってあまり行かないのだが、久しぶりに。

ロイヤル・バレエのアコスタ版ドンキホーテについては、「ドン・キホーテをきっちり『幻覚を見ている狂人』に仕立ててしまうことで、セルバンテスの含みが損なわれる」というのがまずわたしの意見。それはおいて。

やはりリハーサルはリハーサルなのか、うん、やはり全体的に温まってないないのかと感じた。
主役の二人がマリアネラ・ヌネツ(Marianela Nunez)とカルロス・アコスタ(Carlos Acosta)で、おおっと思ったのもつかの間だった。

わたしはバレエ「ドン・キホーテ」の芸術的ドタバタ感が大好きだ。それなのにまるで素のドタバタを見てしまった...観客は白けますな。


温まっていないと感じるのはこれが「リハーサル」だという前提が観客のわたしの方にあるのか、演ずる側にもあるのか、それは分からない。もしかしたらリハーサルにしてはレベルが高いのかもしれない。リハーサルを見るならこんなことを言うのはルール違反、マナー知らずなのかもしれない。分からない。


本番を待つことにしよう。
ナタリア・オシポヴァ(Natalia Osipova)のキトリがものすごく楽しみ。



(写真はwww.telegraph.co.ukより)
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