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Brugge Style
秘密結社
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コヴェント・ガーデンの近くまで来ると、
このアール・デコ様式の大きな石造りの建物が見えてくる。
宗教施設か裁判所か、というオーラだ。
昨日も付近まで来て、「そうそう、これをブログに書きたいんだった!」
と思い出したのでまた忘れてしまう前に。
これ、なんと「フリーメイソン」なのだっ!
ここで秘術と権謀術数が行われているのか?
陰謀を行う団体がロンドンのど真ん中にあるなぞ、
まるで必殺仕事人が看板を出してオフィスを構えているような感じ...
アジトは秘密にしておかなくていいのか?
そういう(間違った)イメージがついてまわるのは、
ノストラダムスの大予言だとかイルミナティだとかをも扱う
「トンデモ本」のせい?
わたしも前夫の父親がフリーメイソンであると知って
親近感を抱く(<単純万歳)までは
「世界を陰で操る陰謀の団体」という印象を持っていた。
この建物はフリーメイソン図書館と美術館
The Library and Museum of Freemasonry
健全な友愛結社としてのフリーメイソンの本部が備わっているのである。
名称の通り、一般向けの図書館と美術館があり、
その歴史と活動が公明正大展に示されている。
(しかしなんですな、逆にこの開けっぴろげさを
「怪しい」と思う人もいるかも・笑)。
フリーメイソンはご存知のように石工組合を起源にしている。
それを思ってこの堂々たる石造りの建物を見るとさらに感慨深い。
前夫の父親は「昔の石工が知識を独占するため、
また石工は建築に携わり城の秘密を知るので、王侯から良くも悪くも
特別扱いにされたのが始まり」と説明してくれた。
(愉快な人だった。どうしているだろうか)
現在はチャリティーや社会奉仕、会員間の交流などが主な活動であるという。
ロータリー・クラブのようなものですな。
内部等、あらためて「セカイ通信ロンドン」でご紹介するつもり...
(写真が夏のもので失礼。昨日はめちゃくちゃ暗かったので)
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