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日々のパン





イングランドでの隔離生活も今日から14週目になった。

昨日はブランチ用に「日曜日のパン」を焼いた後、ドライイーストの小袋が中途半端に余ったので、今日は娘の大好物のあんぱんを作った。娘との共同作業。

こしあんは日本の友人が送ってくれた救済物資のうちのひとつ。あんがおいしいおかげだろう、超ごきげんなあんぱんが焼き上がった。

木村屋のあんぱんを真似て、バター塊をあんこと一緒に入れようと思っていたのに(Aさん、その節は教えて下さってありがとうございます!)すっかり忘れてしまった。次回は必ず。

ベルギー人の夫は驚くくらいなんでもおいしいおいしいと食べる。もちろんあんぱんも大好物だ。12個できたので「ひとり4つ以上は食べないこと」と協定を結んだ。


......


来月7月4日からは再びイングランド内での規制が変わる。

レストランやパブなどの飲食関係、美容室、宿泊施設、屋外のジムや子供の遊び場、映画館、美術館やギャラリー、テーマパーク、図書館、社交クラブやコミュニティーセンター、観光地、礼拝施設や30人までの結婚式の再開が許可される。

6日以降には一部欧州への渡航が解禁されるというニュースが出たため、旅行がらみの予約が爆発的に増えているとか。今年、英国人に特に人気があるのはギリシャとスペインだそうだ。うちも早速あたりをつけている。

社会的距離は2メートルだったのが、1メートルになり、マスクや手洗いは相変わらず奨励される。

2つの世帯に限って集会が可能になるが、屋内での集まりはできる限り避けること、社会的距離を保つこと。

などである。


大陸ヨーロッパへの渡航が解禁になったら美しいドレスをトランクに詰めて車に飛び乗り、南へ行くのだ、と思っていた。
しかし、「旅行者が爆発的に増える」と聞くと無鉄砲なわたしもやはり悩ましい。人混み、行列、苦手だ。
また、自分が病気になることよりも、自分の行動が社会にどんな影響を及ぼすのかを考えてしまう。

新型コロナは各国の社会の持つ問題をあぶり出した。
誰が社会を支えているのか、どんな仕事がほんとうに必要なのか。

それは日々のパンである。
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