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14世紀の納屋で見る、昼間の星空




ブルージュの旧市街から約10キロほど北海の方向にある Lissewegeという村には、14世紀ごろに建てられた巨大な納屋がある。
ブルージュの人は誰でも知っていて、サイクリングの途中に飲み食いに立ち寄ったりするところだ。

今回、久しぶりに英国へ帰宅途中に寄ってみた。
軽く食べてから、ユーロトンネルへ向かうつもりが、そうだ、ベルギーのバアには軽食というものがないのだった...バアは飲むだけの場所である。


こちら、Abdijschuur Ter Doest (テル・ドーストの修道院の納屋)という。

納屋といっても、かなり大きな建物で、学校の講堂くらいのサイズ感。

12世紀に、ベネディクト会がここに領地を与えられて修道院を建て、のちにシトー会に引き継がれた。
納屋が建てられたのは14世紀末、今では唯一の修道院の名残である。




この納屋は外側こそ煉瓦づくりだが、内部の梁は木造...美しい。

屋根の穴から光が漏れて、星のよう、パドヴァのジョットのスクロヴェーニ礼拝堂の天井のようではないか(褒めずぎ)。




ベルギーはオランダとお隣の低地で、特にフランダースはこのようにどこまで行ってもはるかに真っ平である。悲しくなるくらい真っ平。

だから、ブルージュにお越しになった際は、お天気が良ければ自転車をレンタルして、近隣の村を走り回るのがおすすめ。
自転車でオランダ国境越えだってできちゃうよ!!
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