日本・ベルギー・英国 喫茶モエ営業中
Brugge Style
彼を追いかけて モンテ・カルロ
Casino Royale
『カジノ・ロワイヤル』。
モンテ・カルロ、モナコ。
ジェイムズ・ボンドでも追いかけているのか?
いや、武器はピストルではなく、ピアノ。
もちろんこの方を追いかけて、である。
乾杯モンテ・カルロ。
プログラムは去年の日本と同じ、今年の春のドイツとは最初のパートの多少の違い(バッハかショパンか)、その部分のムードはわたしはあまり好みではない。
一方、ショパンのピアノ・ソナタ2番の、燃えさかる地獄の門が開くような(彼は道場の修道僧のようだった)、そして慰めあり、やがて門は遠ざかりつつ閉じていくような演奏、何回でも聴きたい。
後半のドビュシーとシマノフスキーも最高。シマノフスキー、最近では無意識に口ずさんでしまうほどまでに...
ホテルのフロントの方、リタイアしたピアノ教師で、御祖父はサン=サーンスの弟子であり、よく家で弾いてくれていたそうだ。なんという贅沢。
彼の音楽の知識が桁外れで、夫はわたしが支度をしているあいだに話を聞きに行っていた。
Krystian Zimerman
FREDERIC CHOPIN
NOCTURNE N°2, OP. 15
NOCTURNE N°2, OP. 55
NOCTURNE N°2, OP. 62
SONATE POUR PIANO N°2 EN SI BÉMOL MINEUR, OP. 35
CLAUDE DEBUSSY
ESTAMPES
KAROL SZYMANOWSKI
VARIATIONS SUR UN THÈME FOLKLORIQUE POLONAIS, OP. 10
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 敗れ薔薇のコ... | 暮秋のリヴィエラ » |