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ウェールズの水仙




2020年の復活祭はいよいよ今週末だ。

冬の間死んでいた自然が春に復活するのを祝うお祭り。

豊かに実るためには一度死ななければならない...さまざまな神話に表現されている。キリスト教もその例外ではない。

飾り付けには多産のうさぎや、卵を含めた鶏の一家、神秘の仔羊としての仔羊を使う。


英国でこの季節、スーパーマーケットで山積み10本1ポンドで買える水仙も春の復活のシンボルだ。

このシンボル(水仙)は、英国を構成する国の一つ、ウェールズの国花でもある。


話がそれるが、時々、なぜこのブログ上「イギリス」ではなく「英国」表記にするのかと聞かれることがある。

英国は、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドという歴史的経緯に基づく、4つの「カントリー」と呼ばれる「国」で構成されている。
日本語では4つ合わせた全体を慣習的に「イギリス」=「イングランド」と呼ぶ。
が、それは他の都道府県を無視して、日本を「東京」と呼ぶようなものなのだ(ちょっと違うけど)。

だから例えば、スコットランドの人、ウェールズの人、北アイルランドの人を「イギリス人=イングリッシュ」と呼ぶと彼らには速攻で訂正される。「英国人=ブリティッシュ」という。

ちなみにわたしが住んでいるのは「イングランド」です。


話を戻す。


新しい1ポンドコインの裏側には4つの「国花」が描かれていて、向かって左からイギリスの薔薇、ウェールズのリーク(長ネギ)、スコットランドのアザミ、北アイルランドのクローバー。

長ネギ...花としては水仙なんですってよ!
長ネギの花束はちょっと...ですもんね、おいしいですけどね!!!

ここで1ポンドコインの裏側の写真を...と家中探し回ったのだが、ない(笑)。
普段から小銭は持たない上、隔離生活中で現金が回っていないからだ...!! 気になる方は画像検索してみて下さい。



おまけ...昨日のお三時(オランダ語ではヴィールユールチェ、4時ちゃんという)、マスカルポーネのアイスクリーム(アイスクリームマシンがあるので材料を放り込むだけで簡単にできておいしいの!)と英国産のいちご、モデナのバルサミコ。甘い。

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