生涯学習の部屋

資格取得数241。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

「特定課題研究演習」とは

2010年04月03日 08時22分14秒 | 武蔵野大学大学院
武蔵野大学大学院のスタディガイドを見て思うことがあった。

本学では、修士論文はない。その代わり「特定課題研究演習」という修士論文相当の科目の単位を取得し、論文で合格しなければならない。2万字~4万字で書き上げる。

3つの分野で6人の指導教官がいる。

①「人間性の危機」に関する考察
②仏教における人間観
③ライフサイクルとアイデンティティをめぐる諸問題

以上3つの分野である。

私は当然「③ライフサイクルとアイデンティティをめぐる諸問題」を専攻することとなる。人間性や仏教が専門じゃないから(あえて、専門じゃないものを選ぶという選択肢もあるが、研究計画書を提出済ですから)。

特定課題研究という以上、課題が既に決定されている。しかも、独創性や新規性が求められるものではないそうだ。

③ライフサイクルとアイデンティティをめぐる諸問題の分野として、8つの指定テーマがある。原則、このテーマから研究する内容を選択するそうだ。ただし、独自課題の設定も認められている。

・組織におけるキャリア形成
・キャリア形成における専門性の活用
・学生における職業意識
・性格形成における遺伝的要因
・言語発達に関する進化心理学的研究
・文化的アイデンティティの形成と多文化教育
・児童文化財(絵本・映画など)に関する異文化間比較研究
・幼児期から青年期の知的発達(認知発達)

以上の8つが指定テーマである。見ていただいたらわかるように、メンタルヘルスっていうのがない。研究計画書では「自殺・メンタルヘルスを研究」としたが、ないから「キャリア」という選択肢が一番取り組みやすい気がする。

人間学を志して、まさに、産能MBAと明星教育学でやってきたことがトータルで研究できるテーマとなっている。現状では「キャリア形成における専門性の活用」がトップで、「組織におけるキャリア形成」がそれに続く。

指導教官は、面接いただいた人格心理学のM先生となるのだろうな・・・というのも、M先生が受け持つ「人格心理学特講」はまさにキャリア形成であり、講義の第3章「キャリア形成に専門性は意識されているのか」という科目のキーワードのトップ2つ目に「ビジネス・キャリア制度」が挙げられている。

人間学の、そして心理系科目のスタディガイドに、まさか「ビジネス・キャリア制度」がでてくるとは思わなかった。当該制度については、日本でトップの実践者であり、トップクラスの制度熟知者でありますから・・・

というより、大学評価・学位授与機構の学士(経営学)取得のための論文がビジネス・キャリア制度の研究である。約2万字であり、このままでも提出可能である(ちょっと手直しが必要?)

な~んて、ずるいこと書いているけど、実際、学習する以上は、一から書き上げたい。

さて・・・それ以前に不思議に思っていることがある。昨年度の入学者がこれから特定課題研究演習を行うわけだが、99名の入学者を6人の先生で割ると・・・先生1名に学生が16名ですか!基本的に学生は5回の面接と15回の質問を行うこと(ただし絶対条件ではないので先生と相談のこと)とされている。

どのように運営されるのか、先輩方から聴取したいな・・・
コメント (4)
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鍛錬。

2010年04月03日 05時26分20秒 | 生涯学習
コーヒーも空になった。

朝起きて、インスタントのコーヒーを飲むのが私の日課である。今朝は4時に起床したので、冷めたコーヒーの最後の一口をあおったところだ。

やらねばならぬことが多い中、ふと思ったことがある。「生涯学習って、こんなに辛いものなのか・・・」ということである。

拙ブログの読者なら、「フラ夫さん、痛いな~」と思われたことがあるかもしれぬ。実際、見るのも痛々しい状況に追い込まれることが多々あるから。

「そんなに苦しんでまでやるのは生涯学習ではない」といわれそうだ。なんだか、日本における「生涯学習」の響きとしては、和気藹々として、楽しい「生涯楽習」な~んてものだから。

私も、生涯学習を研究する前は「お年寄り(シルバー世代)が、余生を活き活きと楽しむもの」というイメージを持っていた。そのようなイメージを持つ人が多いとすれば(いや、私の偏見かもしれぬが・・・)、このブログは「看板に偽りあり」ということとなる。

「苦痛」というか「苦行」というか・・・「鍛錬」は容赦なく続く(とはいえ、適度に手を抜いているのだが・・・自分に甘~い性格!)。

また、お叱りをうけそうだが・・・あえて言うなら、ヌルイ状況で、己の「学び」というものを昇華できるかということである。生涯学習は幅広い。その中で、楽しい学習もあれば、厳しい学習もあるのではないかと思う。そして、そのいずれを選択するかということであろう。

消費型、一般教養型の生涯学習を選択すれば、確かに楽しい。なんせ、「消費型」では、お金を払って学習する。マーケティング上も、お客さまに選択していただくためには、オモシロ・オカシイものでなければ商売にならない。また、一般教養型も雑学のレベルが高くなり、ウンチクが増えて、それなりに己の好奇心や知的欲求を充足するだろう。

一方、鍛錬型の生涯学習は辛い。マラソンやその他のスポーツの練習と同じく、己を厳しく鍛えなければならない。また、訓練や自己練成等、苦しく単調かつ地道な作業も待っている。辛いことを強制的にやらされることで、今まで自分が取得していなかった新しいスキルを取得することができる。

資格試験や、大学・大学院等で学ばれてきた人のほとんどが「逃げ出したい」あるいは「投げ出したい」一瞬があったはずである。もし、「生涯学習」が「生涯楽習」なら、このような苦行・苦痛は否定されることとなり、資格試験や、大学・大学院等で学ぶことは生涯学習ではないこととなる。

しかし・・・資格試験に合格し、あるいは大学・大学院等の教育機関を卒業された人々は、誰が見ても明らかなくらい成長している。場合によっては、新しい職場で仕事にチャレンジすることもあれば、今までの職場でも新しいスキルを武器に業務に励まれる。公的資格や教育機関の卒業証明を得ることで、社会的にもその成果が認識され、自信に繋がることもあるだろう。

資格や学位を取得すれば新たな人生が約束されるものではないが、一方で、資格や学位が人生のターニングポイントとなった人は数えればキリがない。それだけの強いインパクトを持っている。

アメリカでも、多くのホワイトカラーが、パートタイムスチューデントとして大学・大学院で学習している。もちろん、仕事で評価されるためである。楽しむためというより、自分の将来のために学習し、単位を積上げている。

生涯学習について、そういう一面があってもいいと思う。苦しみ抜いたからこそ、新しいヒラメキが思いつくこともある。あるいは、その苦しみを耐えるだけの精神力・実行力が評価されることもある。

また、きっと多くの資格取得者・学位取得者が言うに違いない言葉。「あの苦しみを耐え抜いたからこそ、一皮むけた自分がある」あるいは「今の自分の成長は、過酷な試練を潜り抜けたからこそ」という苦難を乗り越え、克服したという充実感に基づく言葉。

肉体もそうだが、精神もある程度の負荷をかけないと、強く、たくましくならないのではないか・・・



さて・・・

今までの話は、これから私が2万字のレポートを書くための「勝手な思い込み」+「納得させるための言い訳」なので、聞き流してくださいね。
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書かないと・・・

2010年04月03日 05時08分20秒 | ちょっと立ち止まって・・・
色々やることがある。

たとえば学位申請のためのレポートを書く。また、紀要に載せる論文要旨を書く。単位取得のために課題の解答を書く。

このように考えていくと、私の目指す自己実現には「書き物」は「つきもの」といえる。

書かなくても自己表現のできる才能ある人は別だが、私のような凡人は書くことで初めて自分の存在を主張することが可能となる。

無論、仕事の上でも、書き物が多い。特に、本部で仕事をしていたときは、「書き物(稟議)」と「調整(会議や打ち合わせ他)」で8割以上を占めていたと思う。あとはシステム関連と雑務ってとこかしら?

仕事以外では、書かなくてもいいのだが、書くこと以外で、どうすれば自己表現できるのだろうか・・・しゃべるのも下手だから、言語をもって自己実現するだけの能力はない。

ブログもそうなのかもしれないが、やはり、一番手っ取り早い自己表現の方法は「書くこと」であろう。書かない限り、自分の思いを第三者に伝達することは困難である。自分以外の他者に、自分の思いを伝えない限り、自分を認知させ、評価の対象とすることは無理だろう。

言語が使えるような身近な対象なら書く必要はないのかもしれないが、全く未知の第三者に自分を伝えるためには、やはり「書く」必要があるのだろう。

ということで・・・レポートも、紀要も、解答も書き続けなければならないわけだ。

振り返って、このブログも含めて、自分が書いている分量って、凄いと思う。ある意味、自分のアフターファイブの仕事は「物書き」といえるのかもしれないな・・・
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