小平市立図書館で借りてきた本。
筆者は2012年10月2日に41歳で逝去された。流通ジャーナリストとして活躍し、各種メディアにもよく出ておられたので知っている方も多いかもしれない。
私のような生涯学習に勤しんでいる者にとっては、2009年に京都産業大学大学院経済学研究科(通信教育課程)を修了されたことで有名な方でもある。
で、今回、この本を読んでみたところ、故金子氏は高野山大学大学院にも在籍していたことを発見した。
「6月初頭にがんの可能性を指摘された後、真言宗の総本山にある高野山大学大学院の通信教育課程の願書を取り寄せることもしていた。やはり死にたくない、死ぬのが怖い・・・だから大学院に通って、死生学を学ぼうと思ったのだ。オペの後、受験し、無事に合格することができた。」(p.87)と書かれている。
しかし、「高野山大学大学院を志半ばで病気により辞めた」(p.121)とある。
「夏に願書を出し、入学したのが2011年9月。面接試験や論文も、あの状態でよく受かったものだと思う。生きるか死ぬかについて真剣に学びたかった。正しい死に方を勉強したかった。でも実際は、日々の仕事のスケジュールをこなすのに精一杯で、勉強どころではなかったのだけれど」(p.140)と書かれている。
京都産業大学大学院で修士を取得されており、学位的に見れば、再び高野山大学大学院に入学する必要はないはずである。しかし、必要に駆られて?故金子氏は死に方がわからなかったため、すがる思いで密教学専攻の大学院に入学されたのだろう。
でも、間に合わなかった・・・だから、志半ばで退学せざるを得なかったし、勉強どころでもなかったのだろう。
ありがたいことに、私は偶然、死生学と出会うことができた。そして、学習に苦しみ、その結果、「何か」を見つけることができた。死生学だけでなく、グリーフケアやターミナルケア、老年学、人間学、仏教、宗教といったいろいろなことを学ぶこともできた。完全ではないけれど、何とか間に合った。
なんせ、ほどなく、今、生きている人々は死ぬのである。死に方がわかっていても、わかってなくても、平等に死は人間に訪れる。地球の歴史的な観点からすれば、人間の人生、長くても百数十年は、一瞬の出来事でしかないのである。
愛別離苦の言葉のとおり、愛する人々との別れは、必ず訪れる。苦しいことだが、受容せざるを得ないのである。
ムリして死に急ぐ必要もないが、同様に、ムリをしてまで死を避ける必要もない。なんせ、「死」は「生」の対義語ではなく、「生」という道の最後の終着点として鎮座しているものなのだから。だから、生きている以上、その「生」に意味があるように生きていきたいと願っている。
言葉では表現しにくいのだ、それが、私の学んだ「死生学」である。
筆者は2012年10月2日に41歳で逝去された。流通ジャーナリストとして活躍し、各種メディアにもよく出ておられたので知っている方も多いかもしれない。
私のような生涯学習に勤しんでいる者にとっては、2009年に京都産業大学大学院経済学研究科(通信教育課程)を修了されたことで有名な方でもある。
で、今回、この本を読んでみたところ、故金子氏は高野山大学大学院にも在籍していたことを発見した。
「6月初頭にがんの可能性を指摘された後、真言宗の総本山にある高野山大学大学院の通信教育課程の願書を取り寄せることもしていた。やはり死にたくない、死ぬのが怖い・・・だから大学院に通って、死生学を学ぼうと思ったのだ。オペの後、受験し、無事に合格することができた。」(p.87)と書かれている。
しかし、「高野山大学大学院を志半ばで病気により辞めた」(p.121)とある。
「夏に願書を出し、入学したのが2011年9月。面接試験や論文も、あの状態でよく受かったものだと思う。生きるか死ぬかについて真剣に学びたかった。正しい死に方を勉強したかった。でも実際は、日々の仕事のスケジュールをこなすのに精一杯で、勉強どころではなかったのだけれど」(p.140)と書かれている。
京都産業大学大学院で修士を取得されており、学位的に見れば、再び高野山大学大学院に入学する必要はないはずである。しかし、必要に駆られて?故金子氏は死に方がわからなかったため、すがる思いで密教学専攻の大学院に入学されたのだろう。
でも、間に合わなかった・・・だから、志半ばで退学せざるを得なかったし、勉強どころでもなかったのだろう。
ありがたいことに、私は偶然、死生学と出会うことができた。そして、学習に苦しみ、その結果、「何か」を見つけることができた。死生学だけでなく、グリーフケアやターミナルケア、老年学、人間学、仏教、宗教といったいろいろなことを学ぶこともできた。完全ではないけれど、何とか間に合った。
なんせ、ほどなく、今、生きている人々は死ぬのである。死に方がわかっていても、わかってなくても、平等に死は人間に訪れる。地球の歴史的な観点からすれば、人間の人生、長くても百数十年は、一瞬の出来事でしかないのである。
愛別離苦の言葉のとおり、愛する人々との別れは、必ず訪れる。苦しいことだが、受容せざるを得ないのである。
ムリして死に急ぐ必要もないが、同様に、ムリをしてまで死を避ける必要もない。なんせ、「死」は「生」の対義語ではなく、「生」という道の最後の終着点として鎮座しているものなのだから。だから、生きている以上、その「生」に意味があるように生きていきたいと願っている。
言葉では表現しにくいのだ、それが、私の学んだ「死生学」である。
有馬温泉は日本三名泉の一つである。
その有馬温泉で偽装が発覚したとのニュースがあった。
>日本三名泉の一つ有馬温泉(神戸市北区)の六つの旅館やホテルが、
>別の泉源を無許可で利用していたことが分かった。一部施設では別の
>泉源を利用していることを掲示していなかった。また湯を販売した
>神戸市も各施設の利用許可の有無を確認していなかった。
>市や温泉旅館協同組合によると、利用していたのは神戸市が所有する
>同区の市立フルーツフラワーパークの泉源。温泉法は泉源の利用に
>自治体の許可が必要と定めており、神戸市は今月8日までに、有馬
>温泉観光協会を通じて利用許可申請を出すよう注意喚起した。
>有馬温泉では、12施設が利用する「極楽泉源」(神戸市所有)で
>平成24年夏ごろに湯量が減り、改修工事を実施。昨年5月からは
>不具合で停止するなど不調が続いており、湯量不足のため、複数の
>施設でパークの泉源を利用していた。
「神戸」の地でこのような不手際が発生したのは、イメージ的にもマイナスとなるだろう。観光客の足が遠のくことがないよう祈っている。
さて、「日本三名泉」って、すべて言えます?当然、一つは有馬温泉なのだが、あとの2つがいえるかどうか。温泉旅行検定3級の私ですが、間違ってしまいました・・・
残る2つ、答えは「草津温泉」と「下呂温泉」でした。「下呂温泉」が出てこず、「道後温泉」かと思ってしまいました。
では、「日本三古泉」っていえますか?「箱根温泉」とか出てくるかと思ったら、「有馬温泉」「道後温泉」「白浜温泉」とのことでした。
温泉って、奥が深いですね。
その有馬温泉で偽装が発覚したとのニュースがあった。
>日本三名泉の一つ有馬温泉(神戸市北区)の六つの旅館やホテルが、
>別の泉源を無許可で利用していたことが分かった。一部施設では別の
>泉源を利用していることを掲示していなかった。また湯を販売した
>神戸市も各施設の利用許可の有無を確認していなかった。
>市や温泉旅館協同組合によると、利用していたのは神戸市が所有する
>同区の市立フルーツフラワーパークの泉源。温泉法は泉源の利用に
>自治体の許可が必要と定めており、神戸市は今月8日までに、有馬
>温泉観光協会を通じて利用許可申請を出すよう注意喚起した。
>有馬温泉では、12施設が利用する「極楽泉源」(神戸市所有)で
>平成24年夏ごろに湯量が減り、改修工事を実施。昨年5月からは
>不具合で停止するなど不調が続いており、湯量不足のため、複数の
>施設でパークの泉源を利用していた。
「神戸」の地でこのような不手際が発生したのは、イメージ的にもマイナスとなるだろう。観光客の足が遠のくことがないよう祈っている。
さて、「日本三名泉」って、すべて言えます?当然、一つは有馬温泉なのだが、あとの2つがいえるかどうか。温泉旅行検定3級の私ですが、間違ってしまいました・・・
残る2つ、答えは「草津温泉」と「下呂温泉」でした。「下呂温泉」が出てこず、「道後温泉」かと思ってしまいました。
では、「日本三古泉」っていえますか?「箱根温泉」とか出てくるかと思ったら、「有馬温泉」「道後温泉」「白浜温泉」とのことでした。
温泉って、奥が深いですね。
牛丼「すき家」はゼンショーホールディングスのグループである。
ゼンショーはすき家以外にも「なか卯」も配下におさめている。牛丼5社のうち2社がゼンショーに属している。
今日の日経新聞朝刊11面によれば、2014年4月~12月期の連結決算は25億円の赤字とのこと。この赤字は値上げで客数減少したことに起因する。こころないネットのアウトラインでは「深夜営業休止響き」と書かれており、あたかも、深夜営業を休止したことが最大の要因のように伝えている。
しかし、新聞を見ていくと、売上高は前年同期比10%増の3834億円となっている。そう、売上高は増加しているのである。にもかかわらず、営業利益は75%減の14億円とされる。つまり、固定費を売上高で吸収できない店舗が増加しているわけだ。
原材料高も重荷とされる。新聞では「米国産牛肉価格は過去1年で約2倍に上昇」と伝えているが、すき家の牛肉って、豪州産じゃなかったっけ?(今、ネットで調べたら「アメリカ、オーストラリアの2カ国」となっていました)
昨年牛丼並盛りを270円から291円にしたけれど、値上げの幅が吉野家・松屋と比較して小さく、原材料高の影響が上回ったと記事には書かれている。
円安の影響や、パート・アルバイトの人件費高騰もあるわけで、深夜営業をやめたから赤字というのは、いささか短絡的な考え方ではないだろうか?
そもそも、松屋の4月~12月は最終減益、吉野家は広告費などコスト削減で3月~11月期は最終黒字を確保と、深夜営業をしている他社も、同様に苦戦しているのである。
にもかかわらず、深夜営業休止だけを悪役のように見せかけるのは正義といえるのだろうか。
ゼンショーはすき家以外にも「なか卯」も配下におさめている。牛丼5社のうち2社がゼンショーに属している。
今日の日経新聞朝刊11面によれば、2014年4月~12月期の連結決算は25億円の赤字とのこと。この赤字は値上げで客数減少したことに起因する。こころないネットのアウトラインでは「深夜営業休止響き」と書かれており、あたかも、深夜営業を休止したことが最大の要因のように伝えている。
しかし、新聞を見ていくと、売上高は前年同期比10%増の3834億円となっている。そう、売上高は増加しているのである。にもかかわらず、営業利益は75%減の14億円とされる。つまり、固定費を売上高で吸収できない店舗が増加しているわけだ。
原材料高も重荷とされる。新聞では「米国産牛肉価格は過去1年で約2倍に上昇」と伝えているが、すき家の牛肉って、豪州産じゃなかったっけ?(今、ネットで調べたら「アメリカ、オーストラリアの2カ国」となっていました)
昨年牛丼並盛りを270円から291円にしたけれど、値上げの幅が吉野家・松屋と比較して小さく、原材料高の影響が上回ったと記事には書かれている。
円安の影響や、パート・アルバイトの人件費高騰もあるわけで、深夜営業をやめたから赤字というのは、いささか短絡的な考え方ではないだろうか?
そもそも、松屋の4月~12月は最終減益、吉野家は広告費などコスト削減で3月~11月期は最終黒字を確保と、深夜営業をしている他社も、同様に苦戦しているのである。
にもかかわらず、深夜営業休止だけを悪役のように見せかけるのは正義といえるのだろうか。