トランジスタのhFEを測定するための、簡単な補助基盤を製作しました。
電源と電圧計を接続し、ピンソケットにトランジスタを差し込みます。
電圧計に”150mV”と表示されたら、このトランジスタのhFEは150、"170mV"と表示されたら170となる仕組みです。
実は、ある回路を実験中に、奇妙なことが起こりました。
回路に使われていた2個のトランジスタ(両方とも2SC1815)を互いに入れ替えたら、動かなくなるという事象です。
結論から言いますと、原因は、片方のトランジスタが不良だったというわけですが、こんな状況でした。
コレクタベース間のダイオードチェックは、0.65V程度でOK。
エミッタベース間は、1Vと表示でNG。
う~む、不良の具合が中途半端!(-_"-)
こんな場合、hFEはどうなるだろうかとチェックしてみたところ、151とでました。値としては正常値です。どうやら、hFEチェックだけでは、トランジスタの不良が発見できないこともあるようです。
今回作成の基盤は簡易なものなので、計測値の精度はどうかと思いますが、”同じ仕様のトランジスタでも、なるべくhFEが大きいものを選びたい”などということもありますので、今後も活用できることでしょう(・∀・)b
2SC1815GRをダーリントン接続で使用してどうも様子がおかしいので調べたら同じ様な不具合でしたwww。 浜井
Hamaiさんも経験されましたですか。
案外ありがちな不良事象なのかもしれませんね。
ちなみに私のは2SC1815(Y)でした。
hFEを簡易に測定する回路は私も作りました。基本はベース電流を1mAに、コレクタに1kΩを接続してその両端の電圧をミリボルト単位で測定すればhFEが得られる原理だと思います。
このとき、ベース電流は定電流化し、コレクタ抵抗は精度の高い金属皮膜を使うことと、PNPでもNPNでも測定出来るように工夫するのが一般的です。でも、2つの写真を見る限り、私の想像を超えた回路に思えるのです。基板中央の金属皮膜と思える水色の抵抗が6.2kΩに見え、それ以外には抵抗2つしかない...。降参だ。教えてちょ。 浜井
-蛇足-
私の作った回路は50個くらい測定して一般的な傾向が分かったのと、厭きて、どこかに仕舞い込まれてます.../^_^\
写真が小さくて恐縮です。
コレクタの抵抗は1kΩの金属皮膜抵抗です。
ベース側の抵抗は、2本で2.4Mを作っています。
(電源は3V。ベースエミッタ間電圧は0.6V想定です。)
ベース電流を定電流化するということもしていない全く単純な構成で、PNPとNPNでは、電源を逆に接続するだけです。
お手数をおかけいたしました(^_^;)ゞ
それから ↑の 『おっと。うっり。』は、『おっと。うっかり。』の間違いなんだけど本当に慌てていたからで、
決して触れてはならぬ!!!!! 浜井
青赤黒黒茶なら620Ω±1%じゃん。全くもう ><; 浜井
使用したのは、精密金皮で「茶黒黒茶”緑”」です。
最近購入したのですが、10本入りで210円でした。金属皮膜抵抗も安くなりましたねぇ。
カーボンばかり使っていましたので、カラーコードがピンとこなくて困ります(^_^;)
自作の測定ツール増えてきましたね。
icomのエレクトロニクス工作のページにhfeメータを見つけました。
http://www.icom.co.jp/beacon/kousaku/001503.html
私はよく、小さいトランジスタが電流で壊れて、大きなトランジスタとそのまま交換すると、動かなかったり、動作が不安定だったりする原因がベース電流の違いだったりしました。
情報ありがとうございます。
ネットでは、自作のhFEチェッカーもいろいろありましたが、使う環境によっても変わりますし、あまり追求はしないことにしました(^_^;)