THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

車の試乗記&レポート、インプレ、動画、お薦めの本等。OCNブログサービス停止に伴い、こちらに引っ越しました!

トヨタ 86 GRスポーツに試乗、インプレッション! 過大な期待は禁物だが、メーカーチューンドモデルとしてはリーズナブル

2021-08-27 09:00:00 | トヨタ Toyota

トヨタ 86 GRスポーツ ATに試乗しました!

86GRは職人が仕上げたレーシングマシンのようなこだわりで評価も高いですが、値段もかなり高いです。その点、GRスポーツは100万円以上リーズナブルながら、専用ブレーキやエアロパーツ、ザックスの足回り、車体剛性アップと、エンジン以外は色々手が入った純正チューンドモデル。果たして、その走りはどうでしょうか?早速、試乗インプレッションです!

 

●居住性★★★

 内装はフロントシートと一部のうちばり以外はあまり変わってませんね。つまり、あまり質感は高くありません。バックスキンがところどころ貼ってあるが、やっつけ感は否めません。相変わらず、こういうセンスはトヨタはよくないですね。。

 動的質感については、ボディ剛性感が高くなり、すこしいいもの感がアップしました。

 

●動力性能★★★★

エンジンは低速からトルクがあり、吹け上がりもいいですね。ここは変わっていないので、元々の素材の良さを感じます。

 

●ハンドリング★★★★

ハンドリングはかわらずシャープでスポーティ。前期に比べてもテールが出にくくなった印象です。

 

●総合評価★★★

 まあ標準モデルとの価格差を考えたら、こんな感じかな、という走りのグレードアップ感は感じます。メーカー純正チューンモデルと考えればリーズナブル智言えますね。ただ、当然驚くほどの差ではないので、そこを理解した上で購入する分にはいいと思います。中古車市場では、スポーツではないGRの方がプレミアムが付く可能性は高いですね。


トヨタ セリカSSーIIに試乗! 今見ると中々のかっこよさ

2020-08-26 19:13:46 | トヨタ Toyota

◎新型セリカSS-Ⅱ

※本記事は新車試乗当時の内容です。


 最近、ちょっとMEGAWEBに行く機会があったので、RIDE ONEでも人気の高いセリカに試乗してみることにした。といっても、セリカ自体にはあまり興味はない(笑)。新型セリカのSS-Ⅱには、MR-Sと同型のエンジンが搭載されており、こちらはVVT-iにより190馬力にパワーアップされている。つまり、もしMR-Sにこのエンジンが搭載されたらどうなるだろう?という興味があったので、今回試乗の対象とした。

○概要
 常にアグレッシブなデザインで世間を驚かせるセリカ。今回も、セリカの名に恥じることなく、相当斬新なデザインで登場した。また、動力性能的にも、1.8Lの新型VVT-iエンジンを搭載し、パワーと燃費、環境対策を両立している。基本的に、セリカはデザイン重視のスペシャルティカーであり、トヨタのスポーティイメージの代表であるから、まあその役目は果たしているといえる。残念ながら、このような車が大量に売れる時代ではないので販売面では苦戦しているが、個人的には、この思い切りのいいデザインは嫌いではない。先代セリカのデザインも好きだったが、今回のデザインも、かなりインパクトがある。

○居住性★★★
 スペシャルティカーなので、当然絶対的な居住スペースやリアシートは広くない。ただし、前席は、必要充分な広さだと思う。座面もMR-Sのような低さはないが、見通しが良いとは言いがたい。インパネは、外観ほどの先進性はないが、近未来的で悪くない。トヨタは最近、非常に内装デザインに凝っている。まあ、センスの良し悪しはともかく、チャレンジ精神は評価したい。S2000みたいに、なんのひねりもない内装よりは、よっぽど評価できる。乗り心地も、特に硬さはないので、快適なドライブが楽しめるだろう。

○動力性能★★★
 さて、今回最も注目されたエンジンだが、なかなかスムーズかつパワフルであった。アルテッツァのようにスポーティな演出がされている訳ではないが、新しいエンジンだけあって、よりスムーズな吹けあがりをみせる。それでいて、MR-S以上に高回転がパワフルで、VVT-iが効いているのは確かだ。

 ただし、残念ながらホンダのVTECのような絹のようなスムーズな吹けあがりや、バルブ切り替え後の劇的なパワーの盛り上がり、といった演出にはかけるし、絶対的なパワーも劣っているだろう。つまり、NAスポーツエンジンとしては及第点だが、最高点ではない、といったところ。
 ハンドリングについては、MR-Sと比較すると、FFとMRという駆動方式の差と重量差もあって、キビキビとはいかないが、必要充分なレベル。まあ、スポーティなFFの平均点、といったところ。逆にいえば、過度に敏感なところもないので、ドライブ中に神経質になることもないだろう。

○結論
 セリカは、トヨタの先進的・スペシャルティカーという役割を、充分はたしている。そういう意味では、買って損のない車だ。というか、コンセプトからして、デザインが気に入れば”買い”だろう。
 ただし、もしトヨタが今後F1参戦に象徴されるように、本当にスポーツイメージを構築したいのであれば、課題は山積みと言える。つまり、ホンダのS2000やインテR、マツダのRX-7、三菱のランエボやスバルのインプレッサといった、絶対的なスポーツカーとしてのブランドイメージという点では、残念ながら比肩できるレベルには達していない。エンジン特性やハンドリング等、すべて”悪くない”というレベルに達しているが、逆に”ここがいい”といった点が少ないことが、それを裏付けている。
 まあ、トヨタは最近、ようやくスポーツ路線に着手し始めたばかりであるし、技術力という点ではトップレベルの会社なので、今後は大いに期待したい。
 また、このエンジンがMR-Sに搭載されれば、けっこうエキサイティングなスポーツカーになるのは間違いないだろう。ただし、その際はバルブ切り替え時のパワー感やサウンド等、演出面の強化もぜひお願いしたいところである。


ヴィッツ1.3ユーロスポーツに試乗! 名前に反するエンジンレスポンス

2020-08-19 19:08:40 | トヨタ Toyota

※インプレは新車試乗当時の内容です。

○概要
 トヨタの大ヒットコンパクトカー。それまでマーチの独壇場であったコンパクトカークラス市場を一気に席巻し、月間販売台数で何十年も王座に君臨していたカローラすら凌駕した。低価格、コンパクトなボディーながら広い居住性、プリウスなみの低燃費等々、ナンバーワンになる理由は数々あるが、特筆すべき点は、なんといってもその日本車ばなれしたデザインにある。一目でVitzと分かるその独創的なデザインは、従来の日本車的、保守的で野暮ったいデザインとは一線をかくし、欧州車なみのセンスを感じさせる。Vitzだけではなく、同じシャシーを利用したプラッツ、ファンカーゴ、bB、WillVIもそれぞれヒットし、まさにトヨタに敵なし、といった状況。

○居住性★★★★
 まず乗車して驚くのが、そのヒップポイントの高さ。座面が想像以上に高いのだ。実は、乗車する前は、Vitzの斬新なデザインを構成する要素のひとつである、ワイドラインの高さが視界不良に結びつくのでは、と懸念していたが、なるほどこのアイポイントの高さなら不満のない視界の広さが確保できる。インパネも、さすがに高級感はないが、エクステリア同様斬新なデザインで新鮮、もちろん操作性に不満はない。後部座席にも座ってみたが、見た目以上に空間が広く、大人4人でも過不足なく乗車可能。ただ、さすがに後部座席では、そのウエストラインの高さが災いして開放感には欠けるが、頭上空間が広いので、それほど閉塞感は感じないだろう。このサイズでこの空間、見事というしかないパッケージングである。

○動力性能★★
 結論から言うと、非常に残念だ。私が試乗したのは排気量の大きい1.3Lだったので、さすがにパワー的には街乗りではそれなりのレベルだった。しかし、そのフィーリングは最悪。電気モーターのように、アクセルオンかオフ、この2つしかない。パーシャルスロットというものがないのである。つまり、走り味とか、ドライビングプレジャーなんてものは皆無で、ただ走るだけの箱、といった感じ。ちなみに静粛性については、さすがにこのクラスなり、といったところ。あと、エアコンを欠けると結構パワー不足を感じさせる。
 ボディはさすがに新型だけあって、このクラスにしては剛性感がある。足回りも、安定指向だが、それなりだ。逆に、このしっかりしたボディ周りが、エンジンの味気なさをさらに増幅させているのかもしれない。かえすがえすも残念だ。

○結論
 MR-Sの時と同様、非常に残念な思いでいっぱいだ。マーチと比較すれば、安全性、デザイン、居住性、燃費、ほぼすべての面でVitzは勝っている。しかし、私なら”走る楽しさ”というただ一点のため、マーチを選ぶだろう。トヨタはこのクルマを、アルテッツァと並んで欧州戦略の一つとしているが、このエンジンは致命的だろう。なにしろ欧州はコンパクトカー王国で、しかも誰でもMTで走りを楽しむ傾向にある。このエンジンでは、市場を開拓するのは困難なのではないだろうか。確かに燃費や低公害性は今後も重要なファクターだが、車としての楽しさを放棄する理由にはならないだろう。まあ、逆にいえば、クルマに走る楽しさを求めない人には、ベストチョイスといっていいクルマと言える。情報誌によれば、この秋にもトヨタはVitzに1.5Lのスポーティバージョンを出すそうで、こちらは期待したい。しかし、最初1Lだったスポーツ仕様が、1.3Lになり、また今度は1.5Lになるなんて、少々消費者を馬鹿にしてないか?それなら最初から出せばいいのに・・・

 


アルテッツァAS200に試乗!(AT) 当時としては中々上質な直6エンジン

2020-08-12 19:04:59 | トヨタ Toyota

※インプレは新車試乗当時の内容です。

 

 久しぶりにマイネッツ港北に訪問。ちょっとアリストに興味があったので、一度試乗してみたかったのだが・・・なんと、8月中にアリストは試乗中止にしてしまったとのこと!えー、HPには試乗可になってたのに・・・HPのメンテナンスはしっかりして欲しい。まあ、愚痴を言っても始まらないし、せっかく来たので、とりあえずアルテッツアのASとビッツに試乗してみることにした。

○概要
 鳴り物入りで昨年デビューした、トヨタのFRスポーツセダン。久々のFRということで当初の売れ行きは好調だったが、意外に早く人気低迷に。。。RSが直列4気筒でスポーティな味付けをされているのに対し、ASは直列6気筒で、より上品な味付けになっており、ヨーロッパではBMWのライバルとして位置付けられている。

○居住性★★★
 セダンとしての居住性は悪くなく、大人4人が充分楽に乗れる。コックピット周りにも、クロノ風メーターやメタリック調のエアコン噴出口等、随所に新しい試みが感じられ、評価できる。まあ、デザイン的に成功しているかどうかは別物で、質感的にも少々軽く感じられるが、スポーツセダンのひとつの提案としては良いのではないだろうか。

○動力性能★★★
 キーを回し、エンジンを始動させると、まずその静かさにビックリ。確かに、最近のクルマはどのクルマも充分な静粛性が確保されているが、このクルマは、特に静か。エンジンの振動もほとんどなく、直6エンジンの上質さが伝わってくる。そのエンジンだが、これがまた気持ちいい!いや、私は個人的には直6の上品な吹けあがりより、直列4気筒のダイレクトな吹けあがりの方が好きな人間である。しかし、この6気筒は、なんというかトルクの出方や吹けあがりが気持ちいい。うまく表現できないが、上品かつエンジンの存在感を感じさせる、かなりポテンシャルの高いエンジンだと思う。残念ながら、AS200は車重がちょっと重いので、これに3L直6エンジンを積めば、かなりアルテッツアはいいクルマになると思う。大げさではなく、本当にBMWと互角に勝負できるクルマに成長するかもしれない。

○結論★★★
 想像はいい意味で裏切られた。いや、確かに一部評論家ではアルテッツアは直6の方が評価が高かったのだが、直4好きの私としては、おそらく個人的には感性に合わないだろうと思っていた。しかし、このエンジンは、確かにいい。ただ、さすがに長時間乗っていると、もうすこしトルクが欲しくなってくる。もし、3Lモデルのエンジンがスポーティな味付けでデビューすれば、かなり欲しいクルマになるかもしれない。

 


トヨタ MR-Sに試乗! 素材は良かったが、正直ロードスターの方が楽しい車

2020-08-05 18:59:03 | トヨタ Toyota

※インプレは新車試乗当時のものです。

 

MR-Sは、トヨタの新型ミッドシップ・ライトウェイトオープンカー。MR-2の後継車だが、コンセプト的には別物で、ロードスターのライバルといえる。つまり、バブル期の重厚長大スポーツ路線から、一転して日常的なスポーティさに主眼を置いた、今後のトヨタのスポーツ路線の象徴ともいえる車。車重が1tを切っているところは高く評価したい。

○居住性★★
 まず座ってみての第一印象だが、座席が低い!MEGAWEBやショールームでは感じなかったのは、やはり周りに比較対象物が少ないからだろう。特に、信号待ち等で目の前を歩行者が歩いたりすると、かなり着座位置の低さを感じる。
 次に感じるのは、せまい、ということ。タイト、ではなく、せまい。まさにバスタブのようだ。フロントガラスの傾斜は意外に気にならないが、サイドシルとリア側が、自分の肩や頭を越すので、非常にせまく感じてしまう。まさに、バスタブにつかって空だけ見えるかんじ。走り出しても印象は変わらず、スポーティなはずの着座位置の低さがあだとなって、開放感をスポイルしている。まあ、風の巻き込みも少ないし、安全性も高そうだが、オープンカーで最も重要な開放感がイマイチでは、商品力としてかなり厳しいといえる。

○動力性能★★★
 結論から言うと、これが意外に速い。エンジンがトルクフルなのに加え、やはり車重の軽さが利いている。ただし、残念ながら”まわして楽しい”エンジンではないし、絶対的なパワーもたいしたことはない。また、サウンド面でも刺激が少ない。ボディ剛性も悪くないレベルだし、ブレーキのフィールも利きも悪くない。シフトフィールも、ややストロークが長いものの、結構コキコキと気持ち良くきまる。

 ただ、ハンドリングがいただけない。実は、MEGAWEBで試乗した時は、キビキビしてミッドシップらしいハンドリングだと思ったが、これが深く切り込んでいくと、妙な違和感を感じる。もしかして、ミッドシップということで、リバースしないようにパワステを調整しているのかもしれないが、どうも作られた身軽さ、みたいな演出が感じられ、リニアリティに欠けた。

○結論★★
 残念ながら、今回の試乗も失望に終わった、というしかないだろう。前回の試乗での印象では、
MR-Sは”オープンを楽しむ車”、ロードスターは”オープンスポーツを楽しむ車”
というのが私の結論だったが、意外に街中での試乗は開放感に欠けるものだった。また、現在のプジョー205と比較しても、アクセルに対するツキや足回りのしなやかさ等、205の方が優れている点が多かったところも見逃せない。
 トヨタは最近、若者にターゲットを絞り、様様な車を出してきているが、ことスポーティさの演出については、まだまだ課題が残るようだ。しかし、素材はいいので、今後に期待したい。


80スープラに試乗! (動画あり)400馬力のワイスピ仕様は今でも楽しいスポーツカーだった

2020-05-05 17:59:23 | トヨタ Toyota

400馬力の80スープラRZに試乗しました!

映画、ワイルドスピード(Fast and Furios)に登場した80スープラをモチーフにしているようで、チューニングによりノーマルの280馬力から400馬力にパワーアップしています。久しぶりに乗る80スープラはどんなかんじでしょうか?早速試乗インプレです!

 

●居住性★★★

 さすがにインパネの質感自体は今見るとチープですね。特にプラスチックの素材感はイマイチです。ただ、ドライバーを包むように配置されたインパネのデザインは今見ても、結構かっこいいです。後部座席は非常用ですが、フロントは十分なスペースがあります。乗り心地も固めですが、跳ねる程ではないですね。

 

●動力性能★★★★

 400馬力にチューンアップされた直6の3Lエンジンは、ちょっとドッカンターボ気味なのが懐かしい雰囲気ですね。コーナーでのアクセルオンには少し気を使いますが、パワー自体は400馬力なりというところで、扱いやすいです。

 

●ハンドリング★★★

 直6の割には、それほどフロントの重さを感じません。コーナー出口ではちょっとアクセルを踏みすぎると姿勢が乱れるのは電子デバイスが古いせいでしょうが、ちょっと86みたいなバランスの良さを感じます。怖くはないですね。

 

●総合評価★★★

 昔、ノーマルの80スープラRZに試乗した時は、あまり俊敏ではないハンドリングがトヨタっぽいなぁを思いましたが、400馬力くらいにチューンアップされると安定感がちょうど良くかんじますね。もちろん、チューニングカーなので、最近のスーパーカーのような安定性やあふれるパワー、洗練されたハンドリングという訳にはいきませんが、これはこれで今でも楽しめる1台だと思います。チューニングカーのベースとしてのポテンシャルが高かったようですね。あと、個人的には80スープラのエクステリアは大好きです。特にリアスポなしが、リアのボリューム感とテールライトを際立たせてくれて好きでしたね。70スープラのアメリカンなかんじも捨てがたいですが。

 では、動画をどうぞ!

 

 


カローラスポーツ ハイブリッドに試乗!(動画あり) 普通に良いコンパクトハッチバック

2019-10-19 10:56:24 | トヨタ Toyota

カローラスポーツハイブリッドGX ATモデルに試乗しました!

 

外観やインテリアはターボモデルと同様、スポーティですが、こちらはハイブリッドというマイルドな仕様。果たして中身はどうでしょうか?早速インプレです。

 

居住性★★★

 基本的にはターボと変わらずインパネの質感も空間も悪くありません。ハイブリッドなだけあって、静粛性はこちらの方が上ですね。

 

動力性能★★★

 ハイブリッドの長所で、低速から不満のないトルクを発生するところがいいですね。まあ、回してもそれなりのスポーティさといったところ。運転はしやすいですね。

 

ハンドリング★★★★

 前後が短くコンパクトにくるっとまわる感覚で、中々軽快です。

 

総合評価★★★★

 こちらはスポーツハッチバックというより、オーリスの後継で実用的なコンパクトカーというかんじですね。でも、ボディ剛性も高く、適度にスポーティで運転しやすいです。では、動画をどうぞ。

 

カローラスポーツ1.2ターボMTに試乗!(動画あり) 欧州レベルに追いついた!

2019-10-12 10:10:27 | トヨタ Toyota

カローラスポーツの1.2Lターボ、MTモデルに試乗しました!

 

スポーツカー&ハッチバック受難の時代に、あえてマニュアルで出してくれるトヨタの心意気がうれしいですね!エクステリアデザインも結構シャープでかっこいいです。果たして、走りはどうでしょうか?早速インプレです!

 

居住性★★★

インパネのデザインと質感は中々いいですね。内張りの使い方も、オーリスとは隔世の感があります。

乗り心地は固すぎず柔らかすぎず、いいかんじです。

静粛性も悪くないですし、空間も大人4人がちゃんと乗れますね。

 

動力性能★★★

極低速にラグがあるが、以降は伸びます。

不満はなく、そこそこスポーティなのですが、ちょっとトルク・パワーともに物足りない印象です。このサイズとルックスなら、やはり1.4Lターボくらいが合いますね。

 

ハンドリング★★★★

 前後が短くコンパクトにくるっとまわる感覚で、中々軽快です。

 ハンドリングは期待通り、スポーティですね。

 

総合評価★★★★

まあスポーツというよりは、スポーティといったレベルでしょうか。気持ちいい走りは楽しめると思いますが、やはりエンジンがちょっと残念ですね。

MTの方がリズムが作りやすく楽しいですね。

欧州のコンパクトカー並みの楽しさはあるので、比べてこっちを選んでも悪くないチョイスです。価格も安いので、貴重な存在ですね。

では、動画をどうぞ!

 

トヨタ新型RAV4ハイブリッドに試乗!(動画あり) こちらの方が高級感あり

2019-10-05 12:41:09 | トヨタ Toyota

前回のガソリンモデルに続き、ハイブリッドモデルにも試乗してきました!

今回はガソリンモデルとの違いについて主にインプレして行きます。

●居住性★★★★

 一番大きな違いは静粛性ですね。

 ガソリンモデルも十分静かですが、アクセルを踏み込むとスポーティなエンジン音が聞こえてきます。

 ハイブリッドは低速はモーターなので、踏み込むとスーッと加速し、しばらくしてエンジンがかかります。

この出足のスムーズさと静かさは、ワンランク高級な車に乗ってる気持ちにさせますね。

 広さや見切りの良さはガソリンモデルと同じで、よくできていますので不満はないでしょう。

●動力性能★★★★

 低速からトルクフルなのが気持ちいいですね!

出足は確実にガソリンモデルより上で、波乗り感もあるのが嬉しいです。

CVTの違和感はこちらのハイブリッドモデルの方が気になりません。

●ハンドリング★★★

 ここはあまり差は感じません。

 まあガソリンモデルもキビキビというより、ゆったり目、気持ちスポーティかな、という感じなので、

あまり差は出ないところです。動きに落ち着きはあります。

ちょっとブレーキのフィーリングがハイブリッド特有のぐにゃっとしたダイレクト感に欠けるところがあるのは残念。

●総合評価★★★★

 個人的にはこちらの方がワンランク高級に感じるのでおすすめです。

高級感はフォレスター以上、CR-Vとほぼ同等という感じです。

まあガソリンモデルもお買い得なので、どっちを選んでも後悔することはなさそうです。

では、動画をどうぞ!


トヨタ新型RAV4アドベンチャーに試乗!(動画あり) ノーマークだったが、これは売れる車

2019-09-28 12:55:37 | トヨタ Toyota

トヨタの新型SUV、RAV4アドベンチャー(ガソリンモデル)に試乗しました!

いや、発売されるまではノーマークでしたねRAV4。

CHRも売れてますし、高級なレクサスUXも出ましたし、今更RAV4?

どうせアメリカ向けを日本に持ってきただけでしょ?

と思っていましたが、なかなかどうして!

まずエクステリアがかっこいいですね!アウディQ2のような、鋭角な面で構成されたシャープさが素敵です。これは世界的に見ても中々いいデザインですね(ちょっと間延びした感はありますが)。

では早速インプレです!

●居住性★★★★

 まず何と言っても大人4人がちゃんと座れるスペースがいいですね!

これだけで、CHRはかっこいいけどリアスペースが狭いなぁ・・と二の足を踏んでいた方の需要を相当獲得すると思います。

インパネのデザインもユニークでかっこいいです!トヨタ車では珍しいですね。

ダッシュボードもちゃんとソフトパッドを使っていて質感が高いです。

静粛性も十分な静かさ。

乗り心地は、路面の凹凸を伝えてきますが、角は丸められているので快適です。

●動力性能★★★

 中々吹け上がりは活発で、スポーティな印象。

実際の加速自体はそれほど速い訳ではないけど、十分な印象です。

噂のダイレクトCVTは、普通のCVTよりはマシですが、ダイレクト感は相変わらずあまりないのが残念。

●ハンドリング★★★

 素直で、大きさを感じさせない軽さがありますね。

どちらかというとアンダーです。

特筆する点はありませんが、不満もありません。

●総合評価★★★★

 これはかなりお買い得です。

とにかく外観がかっこいい上に、実用性もしっかりできてます。

ボディもスクエアなので、見切りもいいですしね。

これが200万円台から変えるとなれば、今の日本車で一番お買い得な1台かもしれません。

エクリプスクロスもCR-Vも意外に高いですからね。

安心のトヨタブランドでこの中身、この価格が買いです。

デザインにうるさい欧州でも既に結構見るので、世界的にヒットすると思います。

では、動画をどうぞ!

 

 


トヨタクラウン 2.0ターボSに試乗!(動画あり) やはり2Lターボはつらい

2019-09-21 10:59:55 | トヨタ Toyota

クラウン2.0ターボSに試乗しました!

 

今や数少ない国産セダン。時代が変わっても、常に純日本市場向けとして生き延び続けてきたクラウンですが、最近は欧州セダン勢に対抗するため、かなりスポーティな味付けになってきています。それにしても、あのクラウンが今やターボとはいえ2Lですよ!本当にクラウンらしさは健在なのでしょうか?早速インプレです。

 

居住性★★★★★

 さすがトヨタの最上級クラスだけあって、居住性は非常にいいですね。

空間も広いですし、乗り心地も適度にしまっていて、かといって固くはなく快適です。静粛性も高いですし、内装の質感もデザインも上質です。

 

動力性能★★★

残念ながら、嫌な予感は的中ですね。踏み込めばそれなりにスポーティと言えるパワーを発生するのですが、低速トルクが薄く、しかも踏み始めの部分にラグがあります。。欧州車でも小排気量をターボで補ってる車は多々ありますが、明らかに経験と熟成が不足してますね。このラグはいただけません。

 

ハンドリング★★★★

 ちゃんとしてますね。一時期のクラウンのどこを走っているのか分からないようなインフォメーションの薄さはなく、リニアで不安感のないハンドリングです。ボディ剛性の高さも効いてますね。ハイブリッドより軽快です。

 

総合評価★★

 何より低速でのアクセルを踏み込んでからトルクが発生するまでのラグが痛いです。高級車、クラウンとなれば、軽く踏んだだけでもスッと発進するような上質さが求められます。もしくは普及価格帯の実用セダンならこの特性でも許されるかもしれません。でも、クラウンクラスでこれはないですね。ハイブリッドの方がかなりマシです。

では、動画をどうぞ。

 

ヴィッツGRに試乗!(動画あり) 心意気はいいんだけど、エンジンが。。

2019-09-09 09:51:22 | トヨタ Toyota

ヴィッツ GRスポーツ”GR” MTに試乗しました!

 

ヴィッツGRといえば、ノーマルに対しボディ剛性アップやサスペンション変更など、かなり本格的に手を加えたスポーツモデル。それでいて価格は200万円台前半というのが嬉しいですね。はたして期待通りの出来になっているのでしょうか?早速インプレです!

 

居住性★★★

 基本的にはベーシックモデルとあまり変わりませんが、乗り心地は固めですね。

ただ、ボディ剛性自体もたかめられているので、いいもの感がアップしています。

スポーティなエンジン音も入ってきますが、静粛性はノーマルと変わらない印象です。

 

動力性能★★★

 MTで意のままにエンジンを操るのは、やはり楽しいですね!

 ただこの車、サウンド自体は低音がそこそこ聞いててそれなりに勇ましいのですが、正直、特別パワフルとか気持ちいいとかではありません。

 

ハンドリング★★★

 スッと切っただけ素直に旋回してくれますね。

 ボディ剛性アップと足回り変更が効いてて、上質な曲がり味です。

 

総合評価★★★

 うーん、ちょっと期待には届かないかんじでした。

チューンアップとして王道で攻めた感じはするのですが、

いかんせんエンジンがあまりスポーティではないので、なんというか気持ちを揺さぶられる要素が少ないです。

特に外観がかなりいいかんじにモディファイされているだけに、実態との差を感じますね。ノートNISMOの方が驚きは大きかったですし、スイフトスポーツの方が車好きには刺さるかもしれません。

 では、動画をどうぞ!


トヨタの新型アイゴに試乗!(動画あり) モデルチェンジ後もしっかりいい車!

2019-07-19 11:53:28 | トヨタ Toyota

新型アイゴに試乗しました!

 

トヨタの欧州での最小モデル、アイゴの現行モデルに試乗しました。先代は低価格ながら、中々しっかりしていて好印象でしたが、現行モデルはどうでしょうか?早速試乗インプレです!

 

●居住性★★★

 あいかわらず居住スペースは最小限。リアシートは結構狭く、トランクスペースも大型のスーツケースは入らないくらいのレベル。ただ、前席は問題ありません。内装の質感もあいかわらずお金はかかっていませんが、先代よりもよくなっています。USBスロットがあるのもうれしいですね。

 ボディは剛性感がしっかりしていて、塊感があります。安心感がありますね。乗り心地は、このボディ剛性ならもう少しがんばって欲しいところ。ちょっと固めですね。静粛性もそれなりで、3気筒のエンジン音もそれなりに車内に入ってきますが、ビート感があるので中々心地よいです。

 

●動力性能★★★

 車体が軽いのもありますが、この3気筒エンジンは結構低速からトルクフルで、そのままリニアに吹け上がるいいエンジンです。運転するのが結構たのしいですね。

 

●ハンドリング★★★

 ボディ剛性が効いてて、弱アンダーながらもしっかりコーナーで素直に踏ん張るところが魅力的です。

 

●総合評価★★★★

 いい意味でトヨタっぽくない車です。小さいながらボディがしっかりしてて、エンジンも気持ちいいです。基本がしっかりしてますね。比べると、ヤリスは上質感はありますが、トルク感といいレスポンスといい、運転する楽しさがほとんでありません。パッソは比較にもなりません。アイゴ、中々値段の割にはあいかわらずいい車でした。では、動画をどうぞ!


トヨタ ヤリス・ハイブリッドに試乗!(動画あり) 上質さはアップしたがダイレクト感は皆無

2019-04-19 11:20:20 | トヨタ Toyota

トヨタ ヤリス・ハイブリッドに試乗しました!

 

日本ではヴィッツですが、海外ではヤリスの名前で販売されていますね。次のモデルはヤリスに統一されるとか。2017年のマイナーチェンジ後の普通のヴィッツには乗ったことがありましたが、ハイブリッドは初めてです。では、早速インプレです。

 

居住性★★★

 マイナーチェンジ後はボディがカッチリしてきましたね。上質感が少し上がっています。ただ、アウディのようなガッチリ感はないです。路面の荒れたところを走ると、そこそこダイレクトに衝撃を伝えてきます。

 空間の広さはサイズの割には広め。インパネの質感は普通です。

 静粛性も悪くありませんが、アクセルを踏み込むと色気のないエンジン音が入ってきます。

動力性能★★★

 EVモードは結構30kmくらいまでの速度まで頑張ってくれます。ただ、踏み込んだ時のレスポンスはスカスカです。CVTのせいですね。ダイレクト感が元々ないので、モーターとエンジンの切り替わりも気になりません。スポーツ走行や走るたのしみは諦めましょう。

 ただ、アクセル開度1cm未満のところでは、いい感じにモーターがアシストしてくれるので、上質な走りが可能です。

ハンドリング★★★

 ほぼコメントがないくらい普通です。特に粘る訳でもキレがある訳でもありません。

●総合評価★★★

 欧州版ということで、もしかしたらスポーティな走りが加味されているのではないかと期待しましたが、残念な結果でした。より下位のアイゴの方がまだ走りは楽しいですね。まあ、走りの楽しさはほとんどありませんが、燃費は相当いいのだと思います。あとは、路面が良くて速度があまり高くないところは快適かもしれません。つまり、日本の都内ですね。フィット3ハイブリッドの方が、よりハイブリッドらしさが楽しめましたし、ノート e-power の方が断然面白いです。でもこの価格ならポロやフィアット500、ルノートゥインゴの方が断然味がありますし、値段はことなりますがアウディA1の上質さにはまったく及びません。次のモデルには期待したいですね。

では、動画をどうぞ!

トヨタ最小モデル、アイゴに試乗!(動画あり) 安っぽいが基本がしっかりした良車

2019-03-08 11:23:02 | トヨタ Toyota

トヨタの最小モデル、アイゴの初代モデルに試乗しました!

 

日本ではトヨタの最小モデルと言えばパッソですが、欧州ではプジョーやシトロエンと共同開発したアイゴになります。Aセグメントなので、VWUpとかがライバルです。デザインはヴィッツっぽいスポーティなテイストですね。トヨタ主導で徹底したコスト削減が実施されたというモデル。前からきになってたこの車、果たしてどんなかんじなのでしょうか。早速インプレです!

 

居住性★★★

 全長が 3.4m しかないので、居住空間はミニマル。後部座席は最低限度だが、前席は悪くありません。質感もチープだし、エアコンの吹き出しもスリットみたいになってて、随所にコストダウンの影響が見受けられます。ただ、乗り心地自体は意外に悪くありません。もちろん良くはないのですが、ボディがそれなりにしっかりしているので、日本の昔の軽自動車のような不安感も、初代パッソのような乗ってて悲しくなるかんじもありません。さすが、欧州で販売するだけあって、ボディもサスも最低限のシッカリ感はキープしているのでしょう。

動力性能★★★

 1L3気筒エンジンなので期待はできないのですが、車重が軽いので中々活発に走ります。

ハンドリング★★★

 ハンドリングもそれほど悪くないですね、素直で不安感はありません。

総合評価★★★

 ある程度予想通りですが、アイゴは中々悪くない車でした。もちろん質感や空間、静粛性などはコストダウンの影響が出ていますが、車としての基本のしっかり感や走る楽しさなどは最低ラインをクリアしています。日本のヴィッツ、フィットのエンジンの方が、よっぽどスカスカで出し殻みたいです。まあ、顧客が何を求めるのかと、使われる環境によるのでしょうが、トヨタもその気になれば低コストでも走りの悪くない車がつくれるんだなぁというかんじです。もしかしたらプジョーやシトロエンのノウハウかもしれませんが。。

あ、そうは言っても個人的にはVWUpの方が物がいいので断然おすすめです。

では、動画どうぞ!