キアのコンパクトカー、リオにレンタカーで試乗しました!3代目のUB型と言われる2011年から発売されている1.25Lモデルです。
最もコンパクトなモデルであるピカントは、まあそれなりに安っぽさが目立つ車でしたが、一つ上のリオはどうでしょうか?
中々日本では見かけないこの車もヨーロッパではそこそこ走ってます。今回は5MTのガソリンモデルに試乗しました。早速インプレです。
●居住性★★★
静粛性は中々いいですね。外からの音も、エンジン音も結構遮断してくれるので少し高級感があります。ロードノイズはそれなりです。
乗り心地も悪くなく、低速から高速までソツなくこなします。ピカントのように低速で暴れることも、オペル コルサのようにうねりで揺すられることもありません。
空間も質感も悪くないですね。特に後部座席は中々の広さです。
●動力性能★★★
パワフルなワケではありませんが、2000回転付近から中々のトルクが出てますので、MTを駆使すれば美味しい領域を活かしてトルクに乗った気持ちいい走りが味わえます。高回転まで回りますが、フィールは良くないです。
●ハンドリング★★★
低速からまるでアルファロメオのような軽い切れ味!いいですね。高速でもまあしっかり感はありませんが、少なくともMITOのような不安感はありません。
●総合評価★★★
不思議な車です。快適性、パワー、走り、どれもまあ悪くないよね。。というレベルにすぎないのですが、全てがちょうどいい感じにバランスされているので、望外にいい車に仕上がっています。総じて不満がなく、好印象なのです。もちろん、ポロやゴルフといったドイツ車のカッチリ・しっかりした感じはありませんし、フォーカスやフィエスタ程の良いもの感もないのですが、レンタカーで当たっても残念とは思えない、むしろ中々当たりの部類かも?と思えてしまうトータルバランスの良さがあります。これが車は乗らなきゃ分からない、面白いところですね。
では、動画をどうぞ!