イギリスでの試乗イベント、2台目はマクラーレン 570Sです!
マクラーレンは数年前に650sとSLRを同乗試乗しただけで、実際に運転したことはありませんでした。
ただ、両車のハンドリングのリニアさと乗り心地の良さは印象に残っていました。さて、実際にハンドルを握るとどうなのか??
早速試乗インプレです! コースは前回同様、トップギア・テストトラックです。
●居住性★★★★
まずコックピットのデザインですが、他のどれとも似ていない独自の世界観がありますね!縦型のモニターを基調に、カーボンやバックスキンで構成され、シャープで空間に余裕があるかんじです。ランボやフェラーリ程の演出はありませんが、シンプルでレーシングマシンを想起させるので、これはこれで好ましいですね。
とにかく乗り心地の評判がいいマクラーレンですが、たしかに特殊なサスペンションを使っていないこのモデルでも乗り心地はいいです。なんというか、芯のしっかりしたゴムというイメージで、路面変化を弾力的かつしっかりといなしていきます。吸い付くかんじとはまた違いますね。
●動力性能★★★★★
いや、パワフルですね!!馬力はウラカンより低いのですが、V8ターボなのでトルク感が違います。ドッカンターボではなく大排気量的なリニアな味付けなのですが、それでも低速から中間領域でのグッと押し出すかんじがスポーティです。サウンドも結構いいですね!MC12の頃は味気ないと批判されていたようですが、570はスポーティでたのしいです。
●ハンドリング★★★★★
これ楽しいです!!リニアかつスムーズなのはもちろんですが、なんというか車体との一体感があります!車の挙動を伝えてくるかんじはちょっとポルシェに近いですね。またどう操ればどう速く走れるのかという挙動の特性が、実にスポーティで気持ちいい仕上がりです。
●総合評価★★★★★
いや、楽しいですねマクラーレン!より大きくパワフルなロータスというかんじでしょうか。でも芯に一本通っている強さと安心感があります。さすがイギリス車はスポーツカーのことを本当によくわかってますね。イタリア程過剰演出ではなく、ドイツ程質実剛健すぎず、実にしなやかかつ強靭でFun to Driveです。本気の走りにも対応してくれます。デザインも未来的で個性的ですし、中々他社との差別化に成功してますね!まあ、そうはいっても身銭を切って買うとなれば、フェラーリやランボの演出やブランド力とは大いに悩むと思いますが。。次回はなんと、この勢いでカタログモデルの最上級、720sに試乗しました!!
では動画をお楽しみください。