※インプレは新車試乗当時の内容です。
久しぶりにマイネッツ港北に訪問。ちょっとアリストに興味があったので、一度試乗してみたかったのだが・・・なんと、8月中にアリストは試乗中止にしてしまったとのこと!えー、HPには試乗可になってたのに・・・HPのメンテナンスはしっかりして欲しい。まあ、愚痴を言っても始まらないし、せっかく来たので、とりあえずアルテッツアのASとビッツに試乗してみることにした。
○概要
鳴り物入りで昨年デビューした、トヨタのFRスポーツセダン。久々のFRということで当初の売れ行きは好調だったが、意外に早く人気低迷に。。。RSが直列4気筒でスポーティな味付けをされているのに対し、ASは直列6気筒で、より上品な味付けになっており、ヨーロッパではBMWのライバルとして位置付けられている。
○居住性★★★
セダンとしての居住性は悪くなく、大人4人が充分楽に乗れる。コックピット周りにも、クロノ風メーターやメタリック調のエアコン噴出口等、随所に新しい試みが感じられ、評価できる。まあ、デザイン的に成功しているかどうかは別物で、質感的にも少々軽く感じられるが、スポーツセダンのひとつの提案としては良いのではないだろうか。
○動力性能★★★
キーを回し、エンジンを始動させると、まずその静かさにビックリ。確かに、最近のクルマはどのクルマも充分な静粛性が確保されているが、このクルマは、特に静か。エンジンの振動もほとんどなく、直6エンジンの上質さが伝わってくる。そのエンジンだが、これがまた気持ちいい!いや、私は個人的には直6の上品な吹けあがりより、直列4気筒のダイレクトな吹けあがりの方が好きな人間である。しかし、この6気筒は、なんというかトルクの出方や吹けあがりが気持ちいい。うまく表現できないが、上品かつエンジンの存在感を感じさせる、かなりポテンシャルの高いエンジンだと思う。残念ながら、AS200は車重がちょっと重いので、これに3L直6エンジンを積めば、かなりアルテッツアはいいクルマになると思う。大げさではなく、本当にBMWと互角に勝負できるクルマに成長するかもしれない。
○結論★★★
想像はいい意味で裏切られた。いや、確かに一部評論家ではアルテッツアは直6の方が評価が高かったのだが、直4好きの私としては、おそらく個人的には感性に合わないだろうと思っていた。しかし、このエンジンは、確かにいい。ただ、さすがに長時間乗っていると、もうすこしトルクが欲しくなってくる。もし、3Lモデルのエンジンがスポーティな味付けでデビューすれば、かなり欲しいクルマになるかもしれない。