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シトロエン ベルランゴ 内装・外装チェック & 試乗!(動画あり) プジョー リフターのライバルは最高の車中泊カーだった!

2021-03-19 17:01:25 | シトロエン/DS

シトロエン ベルランゴに試乗しました! 

シトロエン ベルランゴは欧州ではよく走っている、いわゆるMPV,マルチパーパスビークルと呼ばれる居住性に優れた車で、商用車とボディを共有していることが多いですね。ホンダのフリードの5人乗りみたいな感じです。

 今まではルノーのカングーが日本では独壇場でしたが、今回新たにシトロエンが日本に輸入を始めました。プジョーもリフターを販売してますね。

果たしてどんな車でしょうか?欧州仕様の5MTのディーゼル仕様、早速、試乗インプレです!

 

居住性★★★★

 居住空間は流石に広いですね!前席・後席共にスペースに余裕があり、特に頭上は広々しています。後席は3人がけなので、3人に平等にスペースが割り当てられています。足下は余裕があるのですが、背もたれの角度が結構立ってますね。

 荷室はかなり余裕があり、トノカバーをつけた状態でも大型スーツケースが2つは余裕で入ります。さらにシートを倒すと2000リッターを超える広いスペースになり、床面もフラットなので車中泊も楽しめそうです。

 収納も至る所にあり、フロントのメーター上部や、頭上にもスペースがあります。他方、後部のドアポケットは浅いです。

 乗り心地はシトロエンらしい柔らかめの足回りで、基本的には快適ですが、ボディ剛性が強固という訳ではないので、鋭い入力には足回りが対応しきれないところがあります。ちょっと旧世代的ですね。ふわふわという感じではなく、ストロークに余裕がある、という感じ。姿勢変化が少ないです。

 全長が約4400mm、全幅も1850mm前後なので、取り回しはちょっと気を使います。アイポイントは高いので見通しは良好なのですが、ノーズが下がっている上に、思ったよりフロントガラスの下端が高いので車の先端は見えません。グラスエリア自体は広いので、車線変更等は楽ですね。

 静粛性はまあ普通という感じで、特に静かなわけではありません。ロードノイズがちょっと入ってきますね。振動は普通車並みには抑えられています。

 両面スライドドアは便利ですが、閉めるときに割と力が必要です。

 

動力性能★★★

 今回試乗した1.5L 4気筒ディーゼルエンジンは、まあ可もなく不可もなくという感じです。フィーリングはスムーズであまり雑味はありませんが、低速トルクはまあ必要十分で、それほど強力という訳ではなく、逆に頭打ち感も少ないです。サウンドは最近にしては静かではないですが、うるさすぎるということはないですね。総じて癖のないディーゼルですし、旧世代のゆな煩さや振動はないので、ガソリンから乗り換えても違和感は少ないと思いますし、燃費はもちろんいいですしね。

 

ハンドリング★★★

 乗り心地が柔らかい割にはロールは少なめなところがシトロエンの真骨頂。高速コーナーも、低速での素早い切り返しも、重心が低い印象で不安感はありません。C4スペースツアラーよりもレスポンスはよく、より普通車に近いフィーリングです。

 ブレーキはフランス車あるあるで、初期制動の立ち上がりが急なタイプなので、慣れないとギュッといきなり効くのでびっくりします。

 

総合評価★★★

 まず何といってもデザインがいいですね!先代と比較すると特にフロントフェイスが洗練され、スペースの広い実用車なのに生活感を感じさせないところが最大の長所だと思います。

 中も広いので、後部スペースを有効に活用したい方にはカングー以外に選択肢が増えたので朗報ですね。

 他方、内装の質感や快適性自体は、やはり商用車っぽさは否めません。日本のミニバンの方が快適性は高いですね。それを分かった上で購入すれば、この車ならではの楽しいカーライフが待ってると思います。この車での車中泊旅行を想像したら、幸せしかありません。

 では動画をどうぞ!


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