アルピナのD3(E93)に試乗しました!
ベースはディーゼル4気筒の3シリーズですが、果たしてアルピナマジックはどのように仕上がっているのでしょうか?
早速試乗インプレです。
●居住性★★★★
このサイズではベストと思える快適さ!18インチにも関わらず、乗り心地は低速からシルキー、しかもスピードを上げるほどに路面に吸い付きます。今まで乗った中でもベストと言える足回りです。静粛性も非常に高く、車内にいるとほどんどエンジン音は聞こえてきません。最近のディーゼルは、ディーゼルを感じさせないエンジンが少なくありませんが、この車はエンジンの音自体がほぼ聞こえてきません。シートもフィット感がよく、長距離でも疲れません。
●動力性能★★★★
非常にトルクフルで気持ちいいですね!意外に極低速はちょっとトルクが不足気味で、MTではエンストしそうになりますが、一度動き出せばフラットであっという間にスピードにのります。ただ、高回転は苦手ですね。
●ハンドリング★★★★
ここも素晴らしいですね。低速はもちろん、高速コーナーでもなんの不満もありません。セダンの中では、最も安心して自在に操れるハンドリングだと思います。
●総合評価★★★★
いや、素晴らしいですねアルピナ。このサイズでは、快適性・走りの良さとしてベストバランスなセダンだと思います。通常の320dよりさらに上質かつトルクフルで、ジャガー(X350)より取り回しやすく高速安定性が優れます。まさにBMWの質実剛健さと、ジャガーのしなやかさを両立した、いいとこ取りの車ですね。欠点は、新車価格が700万円と320dとの価格差が大きいことと、ガソリンエンジンのような伸びやかさがないこと。このトルクを味わうならATの方が安楽で、よりらしいと思います。前者は中古なら価格差は縮まってきますので、サイズに制限はあるけど上質な車が欲しい方にオススメです。
では、動画をどうぞ!
BMWER(ビマー) Vol.18 (NEKO MOOK 1950) | |
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