*文章は当時のものです。
◎走り:★★★★
三菱初のハンドリングマシンであり、インテR登場まではベストFFマシンの名を冠していたFTOは、パワフルなNAエンジン、軽快なハンドリング、ゲーセン感覚のINVECSーⅡ等、かなり走りの楽しい車です。すばやいシフトタイミング、軽快な足回り、吹けのいいエンジンと、思わずそのままワインディングに持ち込みたくなるほどFANな車でした。
◎居住性:★★★
中は、はっきりいって狭いです。三菱も、スペック的にはなかなかスポーツカーっぽくなってきましたが、コックピットはタイトというより、単純に”狭い”といった印象です。フロントのグラスエリア上部が低いのが原因の一つでしょう。後部座席は、あるだけありがたい、といったレベルです。しかし、この手の車にとっては、たいした問題にはなりません。アグレッシブなスタイルに、FANの動力性能。あとは、2人乗れて、トランクにゴルフバッグが入れば充分です。
◎まとめ:★★★
FTOは、三菱のなかでは私は一番好きな車です。無機質な車が多かった三菱車のなかで、初めて走りに対する情熱を感じた車です。残念ながら、その特異なスタイルから市場ではいまひとつ人気のない車ですが、斬新なリアビュー等、かなりお気に入りです。
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