民生委員として不登校などの相談を受け続けてきて、色々な面で難しくなってきたと感じます。
先ず、理由が良く判らない。いじめ、家庭環境、挫折・・・理由らしいものが何も無いけれど、学校には行かないのです。
もう一つは話したくても会えないのです。特にマンションの場合は閉鎖的で、現在そこに住んでいるかも判らないし、本人にも親にも会い出せないケースが目立ちます。
これが独居高齢者になると、本当に安否さえ不安になることがあります。マンションは外部との間に壁を作ることで安全な空間を作り出していますが、その壁は閉鎖された社会も生み出しています。
プライバシーは大切に保護され、同時にコミュニケーションが互いのセーフティネットになるべきだと考えます。閉ざされた空間が閉鎖社会を生み出さないようにしたいものです。