マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

子育て ②

2006年02月11日 | 子育て

テレビの過剰な視聴による悪影響。 【 子どもとメディア研究会のレポート(2003年)より 】 1)視線が合わない。ボーとして中空を見る。 2)呼んでも振り返らない。振り返って親を見ない。 3)言葉の遅れ。 4)思い通りにならないとパニック行動を起こす。

次は、日立家庭研究所で、テレビを長時間視聴の乳幼児を観察した報告書です。 1)友達関係が持てない。 2)表情が乏しい。 3)視線が合わない。 遊びが限られている。 5)話し言葉に抑揚が無い。 6)子どもが近寄ると逃げる。

子どもの生活にテレビやゲーム以外の遊びがないということは、 『負の連鎖』 を引き起こすことになります。 外での活動的な遊びが無い・室内でのテレビ視聴やテレビゲーム ⇒ 身体的疲労が無い(夕食:食欲が無い) ⇒ テレビなど光刺激による脳の興奮 ⇒ 遅い就寝 ⇒ 短い睡眠 ⇒ 自律起床ができない(朝食:食欲が無い) ⇒ 慢性的疲労とイライラ、集中力の低下、そして存在感の喪失 ・・・

実は、幼児期の段階では、行動の問題は良く見えません。それが児童期に入ると心と行動の問題が見えてきます。 1)学校や社会に適応できない 2)年齢相応に自立できない 3)イライラしている ⇒ 友達にイライラしたりむかつくことが 「良く」 「時々」 あるのが小学5・6年生で71%になっています。(北九州市教育委員会 2000年) 4)そして抑鬱傾向になってきます。

以下は小学4~6年生が 「良く」 「時々」 あると答えた比率です。

夕ご飯を食べたくないこと…54%(4年生) よく眠れないこと…73%(6年生) 何もしたくないと思うこと…69%(5・6年生) とても疲れたと思うこと…83%(5・6年生) 生まれなければよかったと思うこと…38%(5年生)

どうです? 大人の回答ではありませんよ。小学生が答えています。 「やはり都会は病んでいるの?」  いいえ。残念ながら、以上の調査は福岡県内で行われたものです。 最後の設問だけが盛岡市です。

何故、こんなことになっているのでしょうか? 子どもの心と体が健やかに育つのは、毎日の健康な生活の積み重ねによるものです。 ところが、生活が幼児のときからおかしくなっているのです。 その代表は、遅い就寝と短い睡眠です。 次回はこの二つをお話します。