お肌の学校

敏感肌、トラブル肌と向き合って32年!シェルクルール化粧品 淳子先生の「お肌の学校」ブログです!

季節のトラブルー花粉症と肌トラブルー

2015-03-01 11:00:00 | Weblog

今週の週中は暖かい日が続きました、ただ花粉が思いのほか飛んだ感じです…。
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  2月のCONTENTS
 6日発行済み≫季節のお手入れー“冷えぐすみ”から肌を守るー 
13日発行済み≫ーお肌の悩み、質問 Q&Aー
20日発行済み≫豆知識ー口臭ー
27日発行   ≫季節のトラブルー花粉症と肌トラブルー
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≪季節のトラブルー花粉症と肌トラブルー≫

まだ寒い日が続いていますが日差しはすっかり春です!雪もまだ油断できませんが、今年は意外にアクシデントが少ない冬だった気がします。2月も月末になると夕方の陽が長くなり気分も真冬とはずいぶん変わってきました!と、いっているうちに今年も花粉のシーズンが来ました!ここ何日かで電車の中も、お客様も、花粉症の症状が出ている方がぐっと増えました。特に今年は、過去10年平均の米子で74%、仙台で167%と予測されています。では関東地区ではというと、木更津124%、高崎153%と、かなり多い飛散量が予測されています。と、こんな数値を見ただけでムズムズする方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、やはり花粉症を復習することにしましょう。まず、どのようにして花粉症になるのでしょうか?
1)花粉が目や口、鼻から体内に入ってきます。
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2)リンパ球が花粉を異物と認識します。
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3)排除のため、抗体を作ります。(IgE抗体)
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4)抗体に肥満細胞がくっつきます。
       ↓
5)再び花粉が侵入します。
       ↓
6)体内では化学物質が分泌され、花粉を体外に出すため次の症状がでます。
・クシャミで吹き飛ばす。
・鼻水、涙で洗い流す。
・鼻を詰まらせ侵入を防御する。
・咳をして外に出そうとする。
これがとっても簡単ですが花粉症が発症する仕組みです。

現代の日本では約25%の人が花粉症といわれていますのでかなりの%です。スギ花粉だけでなく植物の花粉症を引き起こす種類は60以上といわれています。代表的な花粉アレルギーはスギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカンバ、サクラソウなどが挙げられますが、シラカンバやハンノキなどイネ科の植物にアレルギーを起こすと関連食物を食べると口の中が痒くなったり腫れたりする口腔アレルギー症候群を起こします。その原因はこれらの花粉タンパクが果物類のタンパク質とよく似ていて、果物にも反応を起こす場合があるのです。代表的な果物には、リンゴ、桃、さくらんぼ、柿、キウィなどがあるようです。

シラカンバは本州ではなじみがありませんが、北海道ではスギ、ヒノキの花粉症の人はほとんどいないようで、このシラカンバの花粉アレルギーがとても多いようです。シラカンバはスギ花粉より遅く、ヒノキと同じくらいなので4~6月くらいまで起こるようです。ちなみに世界3大花粉症といわれる物質は、スギ、ブタクサ、、イネ科植物でアメリカではブタクサが多くヨーロッパではイネ科、日本ではスギ花粉のようです。

さて、スギ花粉と花粉アレルギーについて少し勉強いたしましたが、なぜ発症する人としない人がいるのでしょうか?そこが問題です。まず、幼児の頃から花粉症やアレルギーをを発症する場合、遺伝的要因が多く考えられます。そしてそれらは大人の症状とは少し異なり、ほとんどが鼻づまりです。口呼吸が多くなり風邪もひきやすくなります。では成人してから発症する方々はどのようなタイプなのでしょうか?例えば成人型のニキビならば細身の胃腸弱タイプや色白ぽっちゃりタイプというように傾向があるのですが、花粉症体質は本当に色々です。ただ、ストレスを抱えやすい働き盛りの方には多く、ストレスと体の冷えという共通点はあるようです。そして食毒との関連もかなりありそうです。食品添加物の多い食品の食べ過ぎ、スナック菓子やファストフード、インスタント食品、ジュースなどを日常的に摂っている方や肉類などタンパク質の摂り過ぎで野菜とのバランスが悪い方、ビールなど身体を冷やすものが好きな方などはかなりウェートが高くなります。それに睡眠不足や生活の不規則などにより自律神経が乱れると免疫のバランスが崩れ、花粉症は発症しやすくなるようです。さらにそれに都会的な生活が加わると、より一層発症率は高まります。舗装された道路や気密性、スモッグや排気ガスなどは大きなリスクになります。

それでは花粉症は治るのか?という疑問ですが、どうやら一度発症すると自然に回復する方は本当に稀なようで、例えば妊娠、出産や転職、引っ越しなどで改善する方もいるようですがなかなか難しいようです。治療法ではレーザー手術という方法があり、これは鼻の粘膜を焼いて花粉が粘膜から入らないようにする方法ですが、粘膜が再生するため、持続するのは約2年とのことです。また、減感作療法というものもありますが、注射を2年以上続けないと効果が出ませんので根気が必要です。減感作療法はかなり良くなる方がいらっしゃるようで、注射ではなく“舌下減感作療法”という液を舌下に含んで2分間そのままという療法に変わってきています!これは頭に入れておいた方が良いでしょう。ただ、スギ花粉は時期的なものなのでシーズンが終わるとつい迂闊に過ごしてしまいがちですね!

お肌については前回もアドバイスさせていただきましたが、アレルギーを発症しているときの肌は、いつもの状態ではないので、ピュアな無添加のオイルなどを用意して、クレンジングの前や洗顔の後に少量つけてケアしていただくと敏感な肌にはとても効果的です。そしていつもお話ししている“桃肌爽”という油性クリームはかゆみや乾燥でストレスを受けたお肌には是非欲しいクリームですので参考になさってくださいね!

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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
<ご意見ご相談、ご質問はメールで
junko-sensei@ohadanogakko.com>
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