2014年度に大浦湾の護岸工(7件)が契約されたが、ほとんどの工事は護岸工に着手することなく、大幅に減額されて契約が打切りになったことが大きな問題となっている(4月6日の本ブログ参照)。
しかし、2014年度に契約された辺野古関連の工事を調べてみるととんでもない事実が判明した。
下の表が、2014年度に契約された辺野古関連工事の一覧である。①~⑦は護岸工事だが、実際には⑦の工事でK9護岸の一部が100mだけ造成されただけで(これも護岸として造成したのではなく、石材・土砂の陸揚げ桟橋として造成された)、それ以外には護岸工には全く着手していない。そのために大幅に減額して契約は終了した。
④二重締切護岸工事 当初契約額 79.6億円 → 最終変更契約額 4.6億円
⑤ケーソン新設工事(1工区) 141.5億円 → 58.4億円
⑥ケーソン新設工事(2工区) 18.4億円 → 4.1億円
ところが下の表をよく見ると不可解な事実に気がつく。大成建設がかかわった3件の工事のみが、何故か極端に増額して契約を終了しているのだ。
③中仕切岸壁新設工事 157.6億円 → 224.7億円
*汚濁防止膜工事 8.4億円 → 12.5億円
*仮設工事 59.6億円 → 139.6億円
大成建設への「特別な配慮」がされていたとした考えられない。
(4月 6日のブログにも同様の表があるが、本表はその後の調査結果を加筆したものである。)