(11月29日 県庁で開催された識名トンネル問題百条委員会(この写真は開会前))
11月29日(木)、識名トンネル問題の真相を究明するため県議会に設置された百条委員会の第7回審理が開催された。この日は、工事が施工されたH18からH20年当時の沖縄県土木建築部の部長、課長、そして南部土木事務所の所長ら20名ほどが参考人として出席した。
審理は午前10時から午後6時まで続いた。この日は、沖縄県監査委員会が7177万円の損害を認め、当時の担当者や業者らにその損害を返還させる勧告を出した直後の百条委員会。監査結果に対して、当時の部長らがどのような反省の弁を述べるか注目されたが、「監査結果を受け止め、真しに対応していきたい」というだけで、違法行為に関わったことへの謝罪や反省はなかった。
この日の審理でも、県の担当者らの明らかな虚言が目立ったが、大成建設の説明にも事実に反する内容があったことが明らかになった。いよいよ次回からは証人尋問が始まる。県議会の、百条委員会まで設置してこの問題をトコトン追及しようという姿勢に敬意を表したい。
私たちの住民監査請求に対して、沖縄県監査委員会が訴えの一部を認め、知事に勧告したのも、今まで百条委員会が問題点を明らかにしてきたことによる。