(夜11時、県庁の夜間出入り口前に集まった市民たち)
29日(木)の夜、所用で外出していたのだが、午後10時前に帰宅してパソコンを開くと、「緊急要請! 防衛局が県庁に向かっている。すぐに来てください!」というメールがちょうど入ったところだった。ビールの栓を開けたばかりだったが、すぐに県庁に向かった。
防衛局が28日に持ち込んだ評価書は16部。うち飛行場事業分は12部で、県の条例にある「20部送付」の要件には足りていない。県は1月4日に、届けられた箱を開けて評価書の提出要件をチェックし、要件が整っておれば12月28日付で正式に受理したことにするという。したがって、防衛局は、「年内提出」という形式を整えるためには、その残りの8部を1月4日までに県庁に届けなければならないのだ。29日の夜、防衛局が残りの8部を持ってくるという情報が入り、緊急の要請となったという。
深夜にもかかわらず、県庁には、防衛局の持込みを阻止しようと続々と人が集まってきた。総勢は30名ほどになった。なんと、糸数参議院議員や、前田県会議員、そしてはるか名護の市会議員や、那覇、糸満の議員たちもかけつけている。
防衛局の車が前を通りすぎたという情報はあったが、結局、この日は評価書の追加持込みはなかった。多くの市民らが集まっているのを見て、急遽、中止したようだ。
午前0時すぎ、参加者で今後のことを話し合う。その結果、評価書の追加持込みを阻止するために、今夜から徹夜の警戒態勢をとることが決まった。昨日までのような組織としての取組ではない、1人ひとりの県民としての行動だ。
まだまだ沖縄の県民たちは屈していない。