30日(金)の新聞によると、アメリカ国防省の報道官が、日本政府が沖縄県にアセス評価書を提出したことを「意義深い進展」と評価し、「バネッタ国防長官は歓迎している」という声明を発表したという。日本政府は、アメリカに「媚び」を売るために評価書の年内提出にこだわり続けたことがよく分る。
(上原管財課長と座り込みの市民らの話し合いが始まった)
29日(木)の深夜に県庁に駆けつけた市民らにより、評価書の追加持込みを許さないための監視行動が始まった。昨夜は、名護から来たO議員をはじめ、数人の市民らがそのまま県庁の守衛室前の廊下に泊まり込んだ。30日からも、ローテーションをくんで、市民らの座り込みが続いている。大勢のマスコミ関係者も、待機を続けている。
私は、30日は、午後1時から6時までが当番。建物の中だが、人が行き来するとドアが開き、外から強い風が吹き込んできて震え上がる。沖縄では珍しい寒さだ。それでも、次々といろんな方たちが、差し入れを持ってやってきてくれるので、賑やかな話し合いが続いて楽しい。
午後4時すぎ、県の上原管財課長がやってきた。庁舎管理の責任者だ。まず、マスコミを集め、防衛局が追加の評価書を持ってきたときのテレビカメラの取材方法などを指示する。わざわざ課長がこんな指示をしにきたのだから、やはり、県も、防衛局が再度、やってくると判断しているのだろう。
その後、座り込んでいる市民らとの話し合いになった。課長は、我々の要望を受け、「防衛局から来るという連絡があった場合、1月4日の御用始以後の正規の勤務時間にするよう要求する」と約束した。しかし、あの防衛局のことだから、再度、非常識な時間に無理やり持ってくる可能性も強いが、その場合は、「市民の皆さんは、整然と阻止してくれ」とのこと。皆から、笑い声が起こった。
午後、息子から、今夜の泊まり込みに来るという電話が入った。若いメンバーが少ないので助かる。