3月17日(木)、嘉手納の沖縄防衛局で辺野古新基地建設事業に関する文書の開示を受けた後、辺野古を経由して高江へ向かった。辺野古では今日も、米兵による女性暴行事件への抗議をしていた県民が逮捕されたという。
高江では、今年も3月に入り、ヘリパッド工事が出来なくなったことから、N1ゲート前で、住民の会、現地行動連絡会、統一連の共催で「勝利集会」が開催された。生憎の雨だったが、約390名の人たちが結集した。普通ならここまで工事を阻止してきたことを喜びあう集会となるはずだったが、ここ数日、防衛局がおかしな動きを始めているため、緊張した雰囲気の中で集会が始まった。
下の写真は、N4ゲート前に設置された監視カメラや警告の掲示。防衛局はN1ゲート前にも警告の掲示を貼ろうとしたが、皆の抗議により撤収していった。
集会が終り、名護に戻ったとき、時事通信が次のようなニュースを配信していた。防衛局が、沖縄県に対して、ゲート前の県道上に置いたテントや車両を撤去させることを求める文書を出したというのだ。
辺野古は「和解」によって当面、工事中止となったが、防衛局は、今度は高江で怪しい動きを始めている。N1ゲート前での座りこみを排除するために何らかの実力行使が始まる可能性が高い。今日も集会が終り、皆が帰路についた後に、安慶田副知事が高江に来たという。県としても防衛局への対応を検討するため、一度、現地を見ておこうというのだろうか。
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県に妨害物撤去要求=北部訓練場ヘリパッド建設で―沖縄防衛局
時事通信 3月17日(木)18時17分配信
防衛省沖縄防衛局は17日、沖縄県に対し、米軍北部訓練場(同県東村など)のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設をめぐり、反対派が建設阻止のために県道上に置いたテントや車両の撤去を命じるよう求める文書を提出した。
要請は行政手続法に基づくもので、県に4月18日までの回答を求めている。防衛局はこれまでも、工事車両の通行に影響が出ているとして対応を申し入れていたが、県は応じていない。
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(雨に煙るクロバイの花)