3月17日(木)夜、「辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会」の共同代表・阿部悦子さんの学習会・「それぞれの故郷を守ろう! 辺野古への土砂搬出に反対する全国の闘い」が名護で開催された。辺野古、大浦湾の埋立に必要な土砂2100万㎥のうち、1700万㎥は瀬戸内海、九州、奄美大島等の県外から持ち込まれる。これらの各地域で、「故郷の土を戦争に使わせない!」として辺野古への土砂搬出に反対する住民組織が出来、その全国連絡協議会が結成されたのだ。現在、8県の17団体が参加されているという。
阿部悦子さんの学習会には100名近くの人たちが集まった。土砂採取により環境が無残に破壊された各地の採石場の実情を示す写真に、会場から思わずため息があがった。
(超満員となった土砂搬出反対全国連絡協共同代表・阿部悦子さんの学習会)
阿部さんのお話で最も励まされたのは、鹿児島県徳之島漁協の取組みだ。同漁協は、一昨年に続いて今年2月にも、土砂搬出のための桟橋設置計画を漁協として同意しないことを全会一致で決められたという。組合長の話がまた素晴らしい。「我々は海に生かされている。海の男は海を傷つけてはならない。」、「この問題で私を海に沈めても、仲間が一糸乱れぬ結束で海を守る。」
全国連絡協議会は4月中旬、沖縄で交流会を予定されている。シュワブゲート前での座りこみ、大浦湾でグラスボートによる海上視察などをされた後の学習会では、私も報告者の一人として辺野古の工事と土砂の問題等についてお話しをさせてもらうこととなった。各地の方々と交流できることを楽しみにしている。
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明日(19日)から21日まで、東京、信州上田市で辺野古の報告会です。このブログも更新もできませんが、お許しください。21日は、シュワブ基地ゲート前で米兵による女性暴行事件に対する抗議集会が開かれます。是非、お集まりください。