日曜日に名古屋から戻ってきたが、残った仕事もあり、 23日(月)は少し遅れて辺野古へ。瀬嵩の丘に登って状況を確認した後、ちょうど汀間漁港に戻ってきた「ブルーの船」に乗せてもらった。
すぐ沖合で、鉄棒やロープの付いた危険なフロート張り出し作業が行われており、カヌー8艇、抗議船4隻で阻止行動が続いている。「ブルーの船」は、すぐにシュワブのレジャービーチに行き、作業の様子を監視した。やがてフロートが100mほどずつ引き出され、タグボートで曳航され始めた。近づいて抗議しようとするが、海保のボートがタグボートを護衛するように間に割りこんでくる。今日も冬型の気圧配置で波風が強く、危険極まりない。小さな「ブルーの船」1隻に、5隻もの海保のボートが規制。高江のヘリパッド工事は全国から500名ほどの機動隊の暴力的な規制で強行されたが、辺野古では海上保安庁が防衛局のガードマンになっているのだ。
左前に見えるのがフロートを曳航しているタグボート。海保のボートが抗議船の前に無理矢理割り込み危険極まりない。
カヌー隊は、新たなフロートが繋がれないように、昨日まで設置されたフロートの先端に待機し続けている。朝から午後3時頃まで、強い波風の中で揺られ続けるのは身体も冷え切って大変だ。昼食もこのままカヌーの上でとっている。こうしたカヌーメンバーの懸命の闘いが、防衛局の作業を大幅に遅らせているのだ。
やがてフロートを曳航したタグボートが近づき、抗議船の規制が始まった。海保のボートが抗議船の両側を挟み込むようにして無理矢理現場から離していく。
「ブルーの船」は小さいので、海保の海猿たちが無理矢理乗り込むと転覆の恐れがある。近づいてきた海猿たちにその注意を繰り返していたが、 海猿たちも危ないと思ったのか、両脇から船を捕まえるだけで乗り込んでこなかった。
なお、この日、1隻の抗議船は臨時制限区域の外でアンカーを降ろして監視していたが、海保は、この抗議船も動けないように拘束してしまった。今朝の沖縄タイムスも「区域外で抗議船拘束」と強く批判している。
その後、フロートの先端で待機していたカヌー隊に海猿たちが襲いかかった。「ブルーの船」も規制を受けていたので現場に近づけなかったが、カヌー隊のメンバーらは次々と海に落とされ、海保のボートに引き上げられていった。
(シュワブの浜に並べられたフロート。結局、この日は3回に渡って、フロートの引出しが行われた。)
(鉄棒、ロープのついた危険なフロート。台風が来た場合もそう簡単に撤去できない。)
(船に乗る前に、瀬嵩の丘から現場の状況を確認した。今日も、10隻以上の海保のボートが出ているようだ。)