今日(1月16日・土)は、八重瀬島ぐるみ会議の皆さんと一緒に、八重瀬町の採石場(鉱山)をまわった。以前にも来たことがあったが、今日は地元のAさんが直接、案内していただいたので、鉱山の開発をめぐる業者とのトラブルなども聞くことができた。
辺野古新基地建設事業では、沖縄県内で埋立土砂の全量が調達できるという。そのうち、糸満・八重瀬からは県内の7割の土砂調達が可能だとされている。遺骨混りの土砂を軍事基地建設に使うのは戦没者への冒涜であり絶対に許せないが、他にも、各種法令違反や環境への深刻な影響等、多くの問題がある。
下の写真は、八重瀬町仲座の第2丸真コーラル鉱山。以前のブログにも、畑の3方が採掘されたドローンからの写真を掲載したが、今日はその崖の上に立ってみた。眼下に広がる採石現場の光景に思わず足がすくむ。急傾斜の崖の高さは30m近くはあるだろう。
2010年、八重瀬町仲座の採石場跡に、大量の産業廃棄物が不法投棄され、6業者が廃棄物処理法違反で送検されるという事件があった(末尾に当時の新聞を掲載)。今日の現場見学後の集会でも、復帰前、この付近の砕石場跡にPCBが不法投棄され大きな問題となったと報告された方もいた。
今後、南部地区から大量の土砂が辺野古埋立に使われると、こうした問題がさらに深刻化することが危惧される。
(上と同じ鉱山のドローン写真。右側に3方が切り取られた畑が残っている。)
(地元のAさんからの説明を受ける)
八重瀬岳の八重瀬鉱山(ヤマユウ興業)
(上空からの写真は、全て沖縄ドローンプロジェクト提供)