3月24日(木)、今日も荒天のため海上行動は中止となったが、北海道から来られた人たちがどうしても海に出たいということで、「美ら海」と「平和丸1号」で海案内することとなった。私は、Sさん、Kさんらと「美ら海」に乗船した。
汀間漁港を出てすぐにフロートを超える。「和解」以降、フロートを超えても海保は出て来ない。ただ、海上警備のマリンセキュリティが何隻もやってきて騒々しい。
(大浦湾を進む「平和丸1号」。「和解」以後は、海保の妨害を受けずに自由に臨時制限区域の中を走れる。)
波が高く、小雨も振り続けて、皆、びしょ濡れになったが、海保の規制がなく、自由に走り回れるのが嬉しい。
長島の近くに残されている海上ボーリング調査のためのケーシングパイプ。何故、引き上げずに海に突き刺したまま放置しているのか。
海上ボーリング調査の台船も、浜の近くに碇泊したままだ。
昨年11月22日に、コンクリートブロックを積んで大浦湾に入ってきた台船。もう4ケ月以上になるのに、まだ、そのままの状態で碇泊している。工事を中止したのだから、一日も早く撤退させるべきではないか。何故、和解から20日も経っているのに、そのまま放置しているのか?
海保のボートが係留していた浮き桟橋も浜に引き上げれられたままだ。
辺野古をまわって足場が組まれた米軍兵舎の確認に行った。映画館として使われている建物だが、大勢の作業員が屋上から黒いマットのようなものを下に降ろしている。「和解・工事中止」にも拘らず、米軍兵舎解体工事を継続しているのではないかということで、県や防衛局に電話して事情を聴く。
しばらくして防衛局から返信が入った。「これは防衛局の工事ではありません。米軍の工事だと思われます。」という。しかし、まもなく解体予定の米軍兵舎を、何故、その直前に米軍が工事する必要があるのか、真偽のほどは疑わしい。
(上下の写真は3月23日撮影。Sさん提供)
海上行動を早々に切り上げ、ゲート前集会に少し顔を出した後、急いで那覇に戻った。今夜は、沖縄平和ネットワークの学習会で、今回の「和解」についての話をすることとなっている。大慌てで、レジメを仕上げ、パワーポイントを作成した。(この学習会については、明日にでも報告する。)