チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

昨日(7月11日)は、午後、衆議院第2議員会館で、辺野古の工事・安和の死傷事故等について院内集会と防衛省・環境省交渉 --- 安和の事故について追及中、突然、防衛省の担当者が嗚咽。夜は市民集会で講演

2024年07月12日 | 沖縄日記・辺野古
 昨日(7月11日・木)は、午後、衆議院第2議員会館で、辺野古の工事強行・安和の死傷事故・生物多様性国家戦略との整合性の問題等についての防衛省・環境省交渉に参加した(国会包囲実行委等主催)。
 また、夜は、文京区民センターで、「不当な『代執行』による大浦湾の埋立を許さない講演集会」。防衛省・環境省交渉と同様、湯浅一郎さんと2人でお話しをさせてもらった。
 
 昼の防衛省・環境省交渉の会場は100名を超える参加者で溢れた。国会は閉会中だったが、近藤昭一、伊波洋一、屋良朝博、山岸一生議員らが参加された。
 この防衛省交渉は、当初、南部地区からの土砂調達問題、大浦湾で始まった工事の問題点等を追及するために設定されたのだが、6月28日、辺野古への土砂を海上搬送している安和桟橋でのダンプトラックによる死傷事故が発生したため、急遽、この問題を緊急質問として追加した。
 
 防衛省交渉では、冒頭、全員で亡くなった警備員さんへの黙祷をした。
 そして、安和の事故の追及をしたのだが、防衛省の担当者は、「このような事故が発生したことは、誠に遺憾です。事実関係の詳細については、現在、防衛局で確認中であり、お答えすることは困難。引き続き、状況の確認や再発の防止に努めてまいります」という文書回答を繰り返すだけだった。
 ところが、「亡くなった警備員さんや、ひん死の重傷を負った女性に対して、弔問やお見舞いに行ったのか?」と質問していると、防衛省の担当職員が突然、声を詰まらせ、嗚咽を始めたのだ。彼は1分以上も嗚咽を続け、慌てて代わりの職員がマイクをとった。私は、高江・辺野古の問題で、何回も防衛省・沖縄防衛局交渉を行ってきたが、防衛省の担当者が泣いたのは初めてのことだ。皆、驚き、会場は一瞬、静まった。
 いったい何の涙だったのだろうか。彼も、やはり今回の死傷事故を悼み、真面目に考えてくれた結果の涙だと信じたい。

 質問書と防衛省・環境省の回答文については、後日、報告したい。


                (7月11日午後の防衛省・環境省交渉)

    (11日夜は、「不当な『代執行』による大浦湾埋立を許さない講演会」)
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