(以下、今日の午後に投稿したが、防衛局が4件の工事契約を公表したので、一部、訂正する。)
昨年12月末、国が知事に代わって辺野古・設計変更申請を承認し、防衛局は本年1月初めから大浦湾での工事を強行している。
しかし防衛局は昨年度からすでに大浦湾での多くの工事契約を発注していた。下の表のように、昨年度に契約された辺野古の工事は20件、総額1231億円にもなる。また、今年度に発注予定の工事は、15件で総額828~1343億円となる(今日の防衛局のホームページによると、本年7月、4件、636億円の工事が契約された)。昨年、今年で約2600億円もの工事が行われるのだ。
ただ、これらはいずれも当初契約の金額であり、実際にはそれぞれの工事は変更契約でさらに大幅に増額されている。本来、変更契約の過程を示す変更契約調書は防衛局の窓口で公開されているのだが、何故か、昨年度の工事の変更契約調書はまだほとんど公開されていない(本年8月2日時点)。
それでも、まだ未着工の「シュワブ(R5)C3護岸新設等工事」(当初契約142億円)が、本年3月末時点で32億円も増額されていたり、施工中の「シュワブ(R5)仮設物維持管理継続工事」(当初契約53億円、フロート等の維持管理業務)が3月末時点で84億円と当初契約の1.6倍に増額されているなど、不可解な点が多い(変更契約調書が公開されている5件の工事だけでも、100億円を超える増額となっている)。
増額分を入れると、昨年、今年の総工事費はさらに莫大な額に膨れ上がるだろう。






(C3護岸工はまだ未着工のはずだが、昨年度末に32億円も増額されている)