チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

7月12日、辺野古側への違法な土砂仮置工事について、防衛局があまりに不誠実な「回答」。県はこれ以上、再質問を繰り返して時間を浪費するのではなく、毅然とした対応を!

2023年07月15日 | 沖縄日記・辺野古

 辺野古新基地建設事業で、防衛局が、設計変更申請の内容を先取りした辺野古側への土砂仮置工事を発注したことについて、我々は、設計変更申請の内容を先取りしたもので、知事の承認が得られていない現状では違法工事だと各方面に訴えてきた(詳細は7月4日等のブログ参照)

 6月15日、19日には、沖縄県の土木建築部長らと面談し、問題点を説明してきた結果、県は6月28日、「(本件土砂仮置き工事には)重大な疑義がある」として、防衛局に17問の質問を文書照会した。そこでは、「疑義が払拭されるまで入札等の手続きを中止すること」とも指示している。

 防衛局の回答は7月12日夕刻に出され、県は「回答概要」のみを、翌13日の知事の記者会見で公表した(下に防衛局の「回答概要」を添付する)。

 防衛局の回答は、従来の防衛大臣の記者会見の内容を繰り返したものにすぎず、具体的な点に対しては、「契約前なので資料の提供を含め、回答できない」、「回答は困難」等に終始したものであった。

 県の毅然とした対応が必要となっているが、知事は13日の記者会見で、「回答を精査し、必要に応じて再度照会したい」と説明しただけであった。私も担当者に直接、問い合わせたが、やはり、「詳細が分からないので再質問する方向」とのことだった。

 しかし今の防衛局の姿勢では、再質問してもきちんとした回答が来るとはとても思えない。7月20日に土砂仮置工事入札の開札が行われ、それから2週間ほどで受注業者との間で契約が締結されてしまう。契約が締結された後で工事を中止させることは極めて難しい。再質問までの時間、回答が来るまでの時間を考慮すれば、本件工事契約が締結され、工事も着手された後になることは明らかである。

 県は、これ以上、詳細について質問する必要はない。今、分かっている材料だけで、防衛局が設計変更申請の内容を先取りした違法工事をしようとしていることは明らかである。県はただちに、工事に着手させないための毅然とした措置を講じなければならない。

 

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