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本書は著者初の完全独立短編集です。江戸時代の江戸を舞台に、この時代をこよなく愛する著者が描き出す、喜怒哀楽にあふれた庶民の物語。
その日暮らしの気楽さ、商売のさまざま、歌舞伎の流儀、祭の熱気、男女の仲……。
生き生きとした暮らしの賑やかさ、大都会だった江戸の町の日常の騒ぎを、実力折り紙付き、今もっとも新作が待たれる時代小説家が、興趣豊かに綴ります。
ぞっこん
千両役者
晴れ湯
莫連あやめ
福袋
暮れ花火
後の祭
ひってん
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どれも面白かったがとくに・・・
千両役者
番付が出回るから一年でどれだけ給金を受け取ることになったか市中に触れ回るものだから、千両役者が何人いるかがわかってしまう。
贔屓客がつくということがね。贔屓筋は大切。いろいろといただけるのです。
花六はそれが気に入らないわけよ。いっとう安い席でみているような唐辛子売りの太野助ではね。
花六はいかに・・・
実力だけじゃダメのね。実力たってね~・・・
晴れ湯
女の三助
子供のころお風呂屋さんに行くと三助がいたけれど、男の人だった。
なんで女湯にいるの?って聞くとあれは三助だから・・・
莫連あやめ
いやいやこれは相当面白かった。
古着屋の娘あやめは兄嫁お琴が気に入らない。
あやめの友達のおそのがいじめられているときに現れた兄嫁のお琴は、浅草の莫連の頭領で江戸じゅうの莫連を束ねていた。なんてことがあったりなかったり・・・しっぽがね。
福袋
いっくらなんでも食べすぎ。
ギャル〇根をみると、無駄だなぁ~と思うのです。
短編もいい。
★★★★☆
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