内容(「BOOK」データベースより)
ベストセラー『おひとりさまの老後』を残して、この春、東大を退職した上野千鶴子・東大元教授。帯の名文句「これで安心して死ねるかしら」に対して、残された教え子・古市憲寿が待ったをかける。親の老いや介護に不安を覚え始めた若者世代は、いくら親が勝手に死ねると思っていても、いざとなったら関与せずにはすまない。さらに少子高齢化社会で、団塊世代による負の遺産を手渡されると感じている子世代の先行きは、この上なく不透明。だとすれば、僕たちが今からできる心構えを、教えてほしい―と。これに対し、「あなたたちの不安を分節しましょう。それは親世代の介護の不安なの?それとも自分たち世代の将来の不安なの?」と切り返す上野。話は介護の実際的な問題へのアドバイスから、親子関係の分析、世代間格差の問題、共同体や運動の可能性etc.へと突き進む。30歳以上歳の離れた2人の社会学者の対話をきっかけに、若者の将来、この国の「老後」を考える試み。
読書備忘録
指導教員ではなく同じ東大でも他学科に属する古市氏には、アドバイスはしても指導や審査をする立場ではない、こういう関係はタテ関係でなくてナナメ関係・・・と上野先生は言う。
対話形式でとても面白く大変勉強になりました。
親が死んで悲しいとは思うけれど、ある程度早めに死んでくれると肩の荷が下りるってこともある。
そうなの。100まで生きるとほざいている母親を見ていると、ホントそう思う。子供孝行!
ずっと元気な親なんていないからいずれ大ボケかますか、病に伏すわけで、それからが大変。
で、死因の話になって、私はこの年になってガンです!って言われたら、よかったぁー、自分で選べるじゃない!と思っている口だから、たぶん宣告受けてもさほどの動揺はしないはず。
夫や子供にも日ごろからそんなことを話しているから自分で決めな。と言って口出しはしないと思う。
介護の話では、そのために仕事を辞めるのは絶対にダメ!
現場にいたことがあるから、これは私も声を大にして言いたい。
順番で親は先に逝くのだから、その後の自分の長い人生を思ったら仕事をやめてはダメなのです。
働き方の話も・・・なるほどね。
私は勝手に小泉の功罪と言っているけれど、「90年代から2000年代にかけて、10年の間に矢継ぎ早に拡大した非正規雇用の規制緩和を許したのは、政界と財界、労働組合の共犯」
子供の話も興味津々!
★★★★★
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