作品紹介・あらすじ
この世に生を享け、大人になり、やがて老いるまで――ままならぬ心と体を描いた美しくも不穏な、極上の10の物語。
斉藤尚弥は不動産会社に勤務する36歳。近頃、何もかもうまくいかない。
男性器も心も折れてしまい、おまけに仕事も絶不調――通称“川の家”と呼ばれる高台にある家に住む、夫婦への立ち退き交渉が難航していたのだ。
夫人によれば、立ち退きを強く拒否しているのは夫の方らしいのだが……。
夫人の協力を得て交渉を続けるうちに、やがて思いもよらない事実が判明し――(表題作)。
ダイヤモンドウォーター / 檻 / 静かな場所 / 毛布/ ママナラナイ / 十七年 / あの娘の名前 / 顔 / 約束 / おめでとう
読書備忘録
ままならない・・・ホントだねー・・・
もう踏ん張るしかない!でやって来て先が見えているお年頃になりました。
それは何かい?妄想?それとも幻覚?
数十分の逃避行たって、そんなところで・・・
そっか、それは二股ね。いいです。それで!潔い!
73才かぁー・・・
男じゃないからねー・・・わたし!
ちょっとぉー・・・
息子の彼女かぁー・・・
自分にいたんだから、相手にいてもねぇー・・・
なったのね?きっと生徒会長に・・・
マッチングアプリなんて知~らない!世代。だけど・・・
え?似ている!にわさわさしたり、若いのにずいぶんな経験を!だったり、なんざんしょね?奥さんですか?なんて思ったり・・・
やっぱり、ままならないことだらけなのですよ。
特に何もなかった私の人生!なんて終わり方するよりも、焼かれながらいろいろぽわぽわ、楽しかったことも、あのヤローなんてことも、出てるほうがおもしろい。って、焼かれている時魂ってどうなんだろう?肉体はあっちっちかもしれないけれど、んなわけないか?
昔なにかで、死んだら足の裏くすぐから!ってのを読んで以来絶対に、どんなに暑くても、いまだに足は仕舞って寝ています。なのでくすぐられたことはないのね。このコロナ禍で、お母さん死んだら口笛吹くから、あ、来たなーって思っていいよ!と言ったら、やめてくれと言われた。口笛上手なんだけれどなぁー・・・