作品紹介・あらすじ
さみしい時もうれしい時も本はいつだって、寄りそってくれる。
大ロングセラー『古本食堂』が満を持して、新装開店。
美味しいごはんとあなたの物語がここに!
珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。
親戚の美希喜(20代)が右腕だ。
作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、いろいろなお客さんがやって来る。
てんぷら、うなぎ、カレー……神保町の美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。
読書備忘録
鷹島古書店に喫茶コーナーを作るからと改装工事が始まった。
なんと本棚の裏がカビだらけで前途多難!これは急逝した兄が自分でやったのでは?で、この兄のことも語られていて、そうだったんだ。
そこを引き継いだ珊瑚の話も、前作で ん? だったのが進展してこれからどうなるのだろうね?もしかして?次回作を期待してしまいます。戻って来るのか来ないのか?
”いもや”は、夫が近くに勤務していた時にお昼に何度も行っていたお店と聞いていた。
その頃は、仕事終わりに待ち合わせしてお蕎麦屋やロシア料理店や喫茶店など行っていたのね。今はもうわざわざ神保町に・・・って気はなくなったけれど、思い出がたくさんある街
山の上ホテルは、老朽化に伴い閉館と聞いてあわてて泊りにいって、珊瑚がひとりでいったバーものぞいた。のぞいただけで満席で入れなかった。
山の上ホテルはお隣の明治大学の手に渡ったと聞いて、よかったわー!