寒い日が続いたけれど、土曜日はまた暖かくなった。来週の火曜からしばらく出張なので、その準備をしようと考えていたが、知り合いからキノコの便りが届き、午後3時を過ぎてはいたが、我慢できず、あわてて家を出た。
便りには週末の雨のおかげでキクラゲ、アラゲキクラゲなどが出始めたとのことだったが、自宅周辺を見てみたが何もなかった。
シラカシの下の湿った辺りを見てみると、ドングリがパラパラと落ちていて、その中に傘径5mmほどの小さなキノコが出ていた。
不明
今度は例の湿地の芽生えのその後が気になった。20分程かかるが行ってみることにした。あれは多分ザゼンソウだと思うのだが、花が咲き始めているかもしれない。 着いてみると、先週見たのとほとんど変化がなかった。その代わり、湿地の脇にある、コナラの立ち枯れと思っていた幹からシイタケが沢山出ていた。
良く見ると菌駒を沢山打ち込んであるではないか・・・・。こんな枯木に駒を打ち込んでおくとは酔狂なヒトもいるもんだ。
これは、山道から見えている。でもほとんど誰も通らないのだから、きっと来週にはもっと大きくなってそのままあるに違いない。
大きくそだっているのを4つ、5つ失敬してリュックに入れた。
それから沢に降り、沢沿いの林を散策した。夕方というのに明るく、汗ばんでくる。きのこはというと相変わらず硬質菌ばかり。
これはミイロアミタケだろうか?平たいところに出てしまい困ってしまったんじゃないか。
見たことのない発生の仕方であるが、傘の色合いはミイロアミタケの特徴と一致していると思う。裏を覗き込んだが崩れかけていた。
少し先の方を見ると細い山桜の枯木に小型のサルノコシカケのようなものが出ているのが見えた。
これは見たことがないきのこだ。もう、生長は停まっているようだ。
孔口は傘の周辺に行くほど細長く、間隔は1mmほど。傘には環紋と環溝があり、ビロード状。傘径は6cm位。
オオチリメンタケ?
手持ちの図鑑を見たところ、小さめであるがオオチリメンタケに一番近いのではないかと思った。木から剥がしてみると軽く、傘の肉は白色だった。
次にはコナラの枯木の木口からシロカイメンタケが2つ出ていた。
さらに沢を登っていくとまた、コナラの立ち枯れに幾つか黒いものが表皮を持ち上げて発生しているのが見えた。これは去年の合宿で見せて貰ったヘタタケに似ているのだが・・・。帰ってからwebや図鑑を見たがほとんどヘタタケの記述がなく、分からなかった。そもそもコナラに出るものなのか?
*注:クロコバンタケではないかと指摘を頂いた。これも、図鑑には載っていないきのこだ。調べたところ、どうもそのようである。また一つ新しいキノコをおぼえることができた。
クロコバンタケ
そろそろ5時になる。太陽が山に隠れて長い影をつくっている。急いで帰ることにした。
帰る途中にツクシの様子が気になり、いつもツクシが出ている田んぼの畦によってみた。やはり、沢山出ていた。
そこらじゅう春で一杯だ。苦労して探す必要は・・・、もうない。
早くしないと本当に日が沈む・・・。
便りには週末の雨のおかげでキクラゲ、アラゲキクラゲなどが出始めたとのことだったが、自宅周辺を見てみたが何もなかった。
シラカシの下の湿った辺りを見てみると、ドングリがパラパラと落ちていて、その中に傘径5mmほどの小さなキノコが出ていた。
不明
今度は例の湿地の芽生えのその後が気になった。20分程かかるが行ってみることにした。あれは多分ザゼンソウだと思うのだが、花が咲き始めているかもしれない。 着いてみると、先週見たのとほとんど変化がなかった。その代わり、湿地の脇にある、コナラの立ち枯れと思っていた幹からシイタケが沢山出ていた。
良く見ると菌駒を沢山打ち込んであるではないか・・・・。こんな枯木に駒を打ち込んでおくとは酔狂なヒトもいるもんだ。
これは、山道から見えている。でもほとんど誰も通らないのだから、きっと来週にはもっと大きくなってそのままあるに違いない。
大きくそだっているのを4つ、5つ失敬してリュックに入れた。
それから沢に降り、沢沿いの林を散策した。夕方というのに明るく、汗ばんでくる。きのこはというと相変わらず硬質菌ばかり。
これはミイロアミタケだろうか?平たいところに出てしまい困ってしまったんじゃないか。
見たことのない発生の仕方であるが、傘の色合いはミイロアミタケの特徴と一致していると思う。裏を覗き込んだが崩れかけていた。
少し先の方を見ると細い山桜の枯木に小型のサルノコシカケのようなものが出ているのが見えた。
これは見たことがないきのこだ。もう、生長は停まっているようだ。
孔口は傘の周辺に行くほど細長く、間隔は1mmほど。傘には環紋と環溝があり、ビロード状。傘径は6cm位。
オオチリメンタケ?
手持ちの図鑑を見たところ、小さめであるがオオチリメンタケに一番近いのではないかと思った。木から剥がしてみると軽く、傘の肉は白色だった。
次にはコナラの枯木の木口からシロカイメンタケが2つ出ていた。
さらに沢を登っていくとまた、コナラの立ち枯れに幾つか黒いものが表皮を持ち上げて発生しているのが見えた。これは去年の合宿で見せて貰ったヘタタケに似ているのだが・・・。帰ってからwebや図鑑を見たがほとんどヘタタケの記述がなく、分からなかった。そもそもコナラに出るものなのか?
*注:クロコバンタケではないかと指摘を頂いた。これも、図鑑には載っていないきのこだ。調べたところ、どうもそのようである。また一つ新しいキノコをおぼえることができた。
クロコバンタケ
そろそろ5時になる。太陽が山に隠れて長い影をつくっている。急いで帰ることにした。
帰る途中にツクシの様子が気になり、いつもツクシが出ている田んぼの畦によってみた。やはり、沢山出ていた。
そこらじゅう春で一杯だ。苦労して探す必要は・・・、もうない。
早くしないと本当に日が沈む・・・。