ツバキキンカクチャワンタケ Ciborinia camelliae L.M. Kohn
いつものことながら、春のきのこはここから始まる。今年は寒い日が続いたこともあって、ちょっと早いかなとは思ったが出かけてみた。例年、梅林の方から歩いて登るのだが、今年は車で一気に山頂の神社まで走ってしまった。
神社の片隅の藪椿の下、落ち葉や実を掃き集めてある場所を探すと、ツバキキンカクチャワンタケは見つかった。
今年のきのこ観察はどうなるのだろう?ひとまず、無事に始まったね・・・・・。
その後、神社の裏のケスハマソウを見に行く。管理された場所で、まだ公開されてはいないようだが、入れるようにはなっている。ケスハマソウ・・・、ここのユキワリソウは正しくはケスハマソウというようだ。ミスミソウ、スハマソウとは遺伝子レベルで区別されるとか・・・・
ケスハマソウ
自宅庭のユキワリソウ?と丁度、同じような状態だ。開花を始めたところ・・・・。見ごろは1週間から2週間ほど先のようだ。他には・・・
カンアオイ
この山には、結構、カンアオイがあって、ギフチョウも羽化しているそうだ。
その後、山をぶらつく。早春の山は下草も枯れ、見通しが良く歩きやすい。ぶらぶらと道も無い山を歩いていく。
ハチノスタケ Polyporus alveolaris (DC.) Bondartsev & Singer
タマキクラゲ Exidia uvapsassa Lloyd
アラゲキクラゲ Auricularia polytricha (Mont.) Sacc.
これは、出始めのプリプリのアラゲだ。帰宅後、うどんの具になった・・・
・・・・
つい、この間のスライド会でSJ隊長の講義を受けたのだが忘れてしまった。どっちにしても、顕微鏡の世話にならないと同定は難しいか・・・・。
シハイタケ Trichaptum abietinum (Dicks.) Ryvarden
きのこはやはり冬から早春のきのこ達だけ。他には・・・
左:カンアオイ
右:知らない蘭
神社に戻る途中・・・・
カワラタケ Trametes versicolor (L.) Lloyd
カワラタケ Trametes versicolor (L.) Lloyd
これではこの太い枯れ木もあっというまに栄養を抜き取られ、倒れるだろうな・・・・。
最後にケスハマソウをもう一度眺めて・・・・・
・・・・・、梅林に向かった。