カンクラ雪渓の道標は実は、雪渓の脇に立っているわけではなくて・・・・、雪渓を見渡せる場所に立っているのだろう。白山には盆の頃にしか来たことがないので、実際に雪渓の近くを通るのは、ここから尾根を暫く登ってからのことなのだ。
その尾根の道は背にはなくて、少し谷側にずれたところにある。別に危ないことはない・・・・道さえ崩れていなければ・・・・。
去年もそうだったのだが、その尾根筋の道は崩れていて、迂回路が作ってある。その崩れた道の手前にタカネマツムシソウが沢山咲いていた。
タカネマツムシソウ
道から落ちる谷側の急斜面にも・・・・・
この尾根筋の道に咲いていた意外な花・・・・
これ、ミヤマコンギクやタカネコンギクとかじゃないようだ。枝分かれして花を沢山付けている。普通のノコンギク?ヨメナ?
いずれにしても、まったく秋の花だな。。。
ミヤマアキノキリンソウ
これは崩れかけた段差に咲いていた・・・・
ミヤマオトコヨモギ
遥か遠く、登山口近くの白水湖が見える。
随分、高く登ってきたものだ。先の崩れた登山道・・・・
少し戻り、迂回路を進む。
ハクサントリカブト
迂回路の斜面には・・・・・
登りの道の左脇にスペースがあって、ちょっとした広場になっている。この場所は結構、遅くまで雪渓が残る場所で、去年は雪渓を見ながら休憩したような記憶・・・・。でも、今年は遠くに僅かに残った雪渓が見えるのみだ。
でも・・・・、誰もいないし、気持ちの良い場所なので、ザックを降ろして休憩にした。思えば、ここまでのんびりと休憩した記憶がない。写真を撮りながらなので、のんびりとした登りではあったけど・・・・・で、
ビール ・・・旨い。
今回はアルコールの調達は何とかできたが、食べ物がなぁ・・・。食べ残しのおにぎりを一つ。。。
周囲の花を観察する・・・
ヒメクワガタ
ちょっと、登山道から外れて植物を踏まないように散歩・・・
チングルマの花のあと
アオノツガザクラ
やはり、最近まで雪渓が残っていたのだろう。初夏の花が咲き残っている。
イワギキョウ
そして、まだ咲いているチングルマに出会う・・・・
チングルマ
北海道では飽きるほど見た花だけれど・・・・
ミヤマキンバイ
これも、貴重な咲き残りだ。
登山道に戻り、登る。
イブキトラノオ
ミヤマリンドウ
コケモモ
ようやく、道は平坦になり、室堂平へと入っていった。
つづく。