不明
傾斜は急なのだが土の斜面で何度も滑り落ちそうになる。斜面には大木が幾本も生えていて薄暗いせいだろう、捕まるれるような低木はほとんど生えていない。斜めに進んでジグザクと登るしかない。
大きな木の根元に観たことのないきのこが生えていた。
ヒトヨタケの仲間かな・・・・。
まだ、樅の木はかなり上の方に見えている。しばらく登って行くと足元には小さな薄黄色のきのこがポツポツと出ているのに気が付く。
左:ウスキブナノミタケ 右:アカモミタケ
この斜面にはブナの木も少し生えている。頭の上をブナが覆っているのかもしれない。アカモミタケも姿を現し始めた。
アカモミタケ
斜面が急なので兎に角、滑り落ちないように。。。樅の木が何本か生えている辺りでアカモミタケを一袋くらい収穫した。前日にかなり強く雨が降ったのだろう、斜面の泥が被っていて洗うのが厄介そうだ。
チャナメツムタケ
さて、急斜面をさらに登ると何故か道があった。
観ての通り、斜度は45度近いのだが、その中を道?獣道?が通っていた。
急斜面を下ることには危険を感じていたので、車を停めてある方向に向かって歩いて行ってみることにした。
倒木が倒れていたり、途中、道が不明瞭になっていたりして不安ではあるが、僅かに下って行っているように思う。
その道はしばらく続いていて、段々と傾斜が急になり・・・・、急に視界が開け、絶壁の上に出てしまった。焦って戻りかけると、
道は絶壁の手前でドッグレッグして下っていた。そしてそのまま、川沿いの車道まで続いており、自分の車の直ぐ近くに出た。
何だ、安全な道があったのか。この道がどこに続いていたのか調べてみたくなったが、それは次のお楽しみにしよう。そのまま、川沿いというか、道沿いというか歩いてきのこを探した。
ニカワチャワンタケ
スギヒラタケ
昔はよく食べたものだが、あの騒ぎがあってから食べてはいない。
ウスヒラタケ
そういえば、最近、ヒラタケの姿を見ていないな。
何かな・・・
ムキタケ
この渓谷は最近、テレビで紹介されたせいかザックを背負って家族で歩く人の姿が何組がいた。きのこ探しはというと、一応、目的は達したので撤退することにした。まだ帰宅するには時間が早いので、寄り道をすることにして国道を目指した。