オオキツネノカミソリ
1ヶ月ほど休んでしまったけれど、一応、日記なのでその間の記録を手短に残して置きたいと思います。
大雨が降ってとんでもない被害が出たのは7月上旬。広島県、岡山県での被害はとても大きかった。母の住んでいる福山に
行ったのは水害から2週間ほど経った週末だった。母の住んでいる辺りも随分と冠水した場所があったようだが、高台にある
母の家は幸いにも被害はなかった。
福山に向かった日は、到着後に買い物に行ったり、母を連れて食事に出たりして終わった。その翌日は朝食を摂らずに一人、
近くの渓谷に花の様子を見に行った。道の途中には看板が立っていて、この先、通行止めとか書いてあったけれど、
今日は行けるところまでは車で行く積り。幸いなことに目的の渓谷の入り口までは車で進むことができた。
渓谷の入口に車を停めて、長靴を履いてカメラをぶら下げて歩いて行く。大した被害は無かったのかなと思いながら、
道の脇のオオキツネノカミソリの写真など、撮りながら進むと・・・・
唖然とするような光景が広がる。
あっ、これはテレビで見たような光景だ。流木が橋桁に引っ掛かり、積もって川の水が溢れて氾濫する・・・・
この橋から下の道には水が溢れて流れた跡がはっきりと残っていた。橋を恐る恐る渡りながら上流を見ると・・・・
橋の脇の散策路はロープが張ってあって、「危険」と札が出ていた。でも・・・・、今日は行けるところまでは登って、
ベニシュスランの様子を観なければ・・・・。
渓谷の脇の道は3カ所ほどで崩れていて、その度に残った道の下が抉れていないかを確認しながらの散策となった。
途中、蝮とも遭遇しながらベニシュスランを探したが見つからず随分と登ってしまった。
ベニシュスランの花の痕
去年、誰かに踏んづけられたベニシュスランの大株
今年は花は付けなかったようだ。
途中で断念して下ることにした。その途中で見つけたベニシュスランの花・・・・
ベニシュスラン
今年は何とか、一株だけ花を見ることができた。
戻る途中で、すっかり角が取れて丸味を帯びた流木を拾った。こいつに苔を生やしたら面白いなと思って持ち上げて見ると・・・・
あれ?きのこが生えている。
テングノメシガイのようなきのこ
持ち帰って、庭に転がしてあるのだが、秋には山から苔を剥がしてきて生やそうと企んでいる。それ後、着生蘭を生やしたら
良いんだけどな。