経緯をどう書いたら良いか難しくて、なかなか書けなかった・・・・
去年の今頃、友達からメールがあって、どうやら新しいムラサキセンブリの自生地を兵庫県で見つけたということだった。
それは凄い発見だと思ったけれど、場所までは聞けなかった。でも、そのヒントはwebで見つかる情報にあるらしい。
花もきのこも終わる季節、暇に任せて調べていると何となく、此処かなという場所が分かってしまったのだ。場所については友達もその通り、とのこと。
問題は、その山の何処かなのだが、そればかりは行ってみないと分からない。これまでに3カ所ほど、ムラサキセンブリの自生地を歩いているから、
山を歩けば分かるだろうと思っていた。
それから一年が経ち、行ってみた。結構難しかったのは、低山なのだが、いや低山過ぎるからか近くに行っても何処から登るのかが分からない。
それ以上に低山過ぎて、山の名前などは何処にも書いてなくて、本当に目的の場所に来ているのかが分からなかった。
さて、山への登り口だが、墓地に向かう道の脇から細くて薄暗い道が森の中に続いているのをようやく見つけた。進むと・・・・
道は登っている。しかもかなりの急登だ。
ムラサキシメジ
一本だけ。道の脇に出ていた。
クモキリソウ??
しっかりと種ができているようだ。
5分も登っていると、道は明るい場所に出て、傾斜も緩くなった。その道の脇に・・・・
アキノキリンソウ
緩やかな山道を進んでいると左側に山頂付近が見えた。ブッシュも浅いので道を外れて直接、山頂を目指すことにした。
左:リュウノウギク
右:リンドウ
野バラとサルトリイバラに悩まされながらショートカットしたのだが、花はほとんど咲いていなかった。失敗かな。
途中で合流した山道を山頂まで登る。その途中で見つけたのは・・・・
見た時はムラサキセンブリの花後だと思った。もう、花は終わってしまった?? 今、思えばこれは「センブリ」の花後だったのだろう・・・
山頂から南方面を眺める。山頂の東屋は家族の団欒の場になっていた。といっても、山にはその一家族しか居なかったのだけれど・・・・
遠慮して、山頂周辺を散策する。
リュウノウギク
!
でも、多分、リンドウが水枯れで枯れてしまったものだろう・・・・
左:コバノミツバツツジ
右:リンドウ
山頂付近にはムラサキセンブリの花は咲いていそうもないので、下ることにした。下った途中の岩場で友達にメールを送っておいた。
「山まで来ているけど、花が見つからない・・・」。PCへのメールだったから返信があるとは思っていなかったのだが、直ぐに携帯に連絡あり。
ムラサキセンブリの咲く場所を教えてくれた。それは、実は目の前、100m程先に見えている場所・・・・
草叢を掻き分け、行ってみた。
ムラサキセンブリ
ムラサキセンブリは咲いていた。こんなところに、こんな環境で咲いているとは思いもしなかった。
つづく。