カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

初めての木曽駒ヶ岳 その1

2008-09-16 | ヤマのこと

9/13~9/14木曽駒が岳へ行ってきました。

私の所から公共機関利用ですと、日帰りは無理でもないけどかなりハード。
時間はかかるけど、便利でお得な「千畳敷カールきっぷ」を利用しました。
これですとロープウエイもバス代も全部込みで往復¥10000
JR利用より¥4000程度お得です。

ただ、中央道の渋滞にはまること必須。
その日のうちにテント場へ辿り着けるか心配ですが、ロープウエイがあるので何とかなるでしょう、と決めた。

新宿高速バスターミナル始発6:50出発、駒ヶ根市10:20着予定が、
予想通り2時間以上遅れ、駒ヶ根駅前に着いたのが12:20、
バスに乗り込み、しらび平に13:20着。

バスはほとんど同じように新宿からバスで来た人たちばかり20人ほど。
でもウワサの駒ヶ岳ロープウェイ待ちの列もなく、もうこの時間だと誰もいないのが幸い。
ロープウェイ待ち時間ゼロであっという間に天空へ。

千畳敷ホテル前の広場で高度順応の為30分程度ぼさっとします。
登山届けを出す順番待ちで、私の番が廻ってきました。
頂上の往復だけなのに、結構ちゃんとチェックします。
「手袋は?」とふいをつかれ、
「あ、忘れた!」と私。
「この時期はもうないとダメ、売店に軍手があるから」
とご指導されました。

他に単独の女性がいて、
「このコースは危険だから一人じゃ心配だなあ!最近どこの山登った?
その前は?岩登りは何度も経験してるの?」等々・・・
綿密にチェックしていてちょっとビックリ、でもありがたいことですね。

14:00登山開始。
いつもライブカメラで見ている風景の場所に自分がいるのが嬉しい、オノボリサン状態。


この時点ではまだ曇ったり晴れたりでした。
1ヶ月ぶりのテント装備で、私はすでに顔は真っ赤、滝のような汗です。

それでも40分ほどで、あっという間に「乗越浄土」へ到着。


やっと一息入れようと思ったら雨が降ってきた。
下からどんどんガスが上がってきて、暗くてよく見えない。
でもまだ何組かは向かうので、私たちも先を急ぎます。

どんな形をしているのか?全く解らないまま「中岳」通過。
急にぐぐっと下って、ただただロープの中を歩いていくと、
白一色の世界から、いきなりテントの色が浮かび上がりました。


「やっとエンジンかかって来たのにもう着いちゃった」
と生意気なことを言ったりします

「頂上小屋」で手続きをし、結構強い風と霧雨で寒いのでそそくさテントを張ります。
幕営代一人¥600、水は小屋の脇のタンクから自由、トイレは¥200、ビールは350mlが¥550とちとお高い。
でも思ったよりたくさんの人がいて安心(?)3連休初日ですもんね。
40張くらいだったでしょうか?

まだ16:00前でしたが山頂は明日の晴れ待ちで行きません。
もう食べて寝るだけ、と全然動いてないのに本日の行程終了。

寒いのでテントの中で食事をしていると、だんだん空が明るくなってきた。


顔を出してみると、西の空が青くなり、隠れていた木曽駒ケ岳頂上が姿を現した。

急いでカメラを持っていくと、そこにはまだ見たことのなかった風景が広がっていた。



どど~~ん


ほえ~~~


ひょえ~~~~


はぁ・・・・・

と言葉になりません、素晴らしすぎて。

刻々と変わる自然の大天体ショー、寒くても離れられないほどの美しさです。


最後は空が真っ赤に染まって、ショーは終わりました。

たった1時間だったけど、こんなステキなショーを見せてくれてアリガトウ。
中央道渋滞(←歩きではないところが・・)で疲れた私へのご褒美でした。


目的だった「星」は曇ってしまって見れなかったけど、
月明かりだけが時々明るく、風が治まったので夜中は全く寒くなく、
静かなテント場はとても快適でよく眠れました。
1週間の疲れをここで癒せたような気がします。
(小屋の消灯は20:00でした)


明日はご来光見れるかなぁ・・・

つづく