カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

短い秋の午後

2008-09-29 | ヒビのこと


もう十数年前から、近所で何度もお見かけしていた女性。

お腹が大きい時、お母さん?と思われる方と歩いていたり、
すっぴんで一人で駅に向かって歩いていたりと、
普通の日常となんら変わらない状況ですれ違っていた。

特に派手でもなく、サングラスで隠したりとかせず、
全く普通のご近所さんのように歩かれているので、
こちらも普通に、「あ、芸能人の○○さんだ。」
という程度にしか捉えていなかった。
この辺にゆかりのある方だったんだ~、と勝手に思っていた。

土曜日、いつものように自転車で買い物をしてきた帰り、
いつも通る道に昔からある、その家の駐車場で、彼女に出会った。



ちょうど車に乗り込む時だった。久しぶりにお見かけしたな~・・・。

あ、もしかしてココ、実家だったの?

気付くの遅すぎ???ワタシ?十数年も気付かなかったの?
いやぁ~、そうだったの~○○ちゃん(←いきなりちゃん付け)なんか謎が解けたよー、ちょっとスッキリ。




車に乗り込む彼女の姿をひとり見届け、自転車で帰る道のり。
私の口は自然に、

「ほたぁぅ・・・」

とつぶやいていた。

いや、違う、ちょっと今のは違うな。もう一回!



「ほた~ぁぅ」
かな。
いや、もうちょっとこもり気味に・・・

「ほたぁっ」

「ほたぁぅ~~」

「ほたぁ~~~」




怪しいフレーズがこだました、土曜の午後の住宅街であった。